宮本組・祇園祭吉符入りと神宝奉持籤取



神々の先導者が準備を始める 7月1日の京都といえば、「始まりましたな」「いよいよどすな」と、一ヶ月に亘る祇園祭の幕開けを誰もが口にする。 この日は祇園祭の神事始めの儀式となる日で、”吉符入り”と呼 … 続きを読む
神々の先導者が準備を始める 7月1日の京都といえば、「始まりましたな」「いよいよどすな」と、一ヶ月に亘る祇園祭の幕開けを誰もが口にする。 この日は祇園祭の神事始めの儀式となる日で、”吉符入り”と呼 … 続きを読む
祇園祭で2万匹ものハモを食う 後祭の「花傘巡行」「還幸祭」を終えると、残すところ同月28日の「神輿洗い神事」と31日「疫神社夏越祭」である。 28日の午後9時頃には、八坂神社境内の神輿庫に神輿は収められる。 10日の「神 … 続きを読む
もうはまだなり、まだはもうなり、後の祭り 「祇園祭も終わりましたな。」と、大阪からの来客者の挨拶である。 「とんでもおへん。山鉾巡行が済んだだけですがな。」と、前祭(さきのまつり)と後祭(あとのまつり)の説明をひとしきり … 続きを読む
諸手を上げて、大歓声でお迎えしましょう 氏子にあたる鉾町では、山鉾が建ち屏風祭の最中で、宵々山と呼んでいる日である。昨夏のその日は、折からの豪雨で鴨川の水量は増し、激流となり渦をまいていた。市内の河川が決壊しないかと心配 … 続きを読む
それぞれの時代、民衆がこの祭りをあつくしてきた 神輿洗いのある7月10日、八坂神社の神輿蔵に中御座、東御座、西御座の三基の神輿が姿を表す。鳥居や擬宝朱(ぎぼし)はつけられているが、大鳥など飾り具はついてない状態である。 … 続きを読む
宮本組、神恩感謝で「お宝運び」 祇園祭には「お宝運び」がある。 それは、山鉾のことでも、神輿のことでもない。 神幸祭と還幸祭の時に、六角屋根のスサノオを乗せた中御座神輿の前を行く「神宝奉持列」のことである。 祇園祭の要と … 続きを読む
変わらぬ伝統と変わらざるを得ない事情 鉾に例えれば、長刀鉾の曳初めに菊水鉾と刻まれた車輪をつけて、綱の曳き手が菊水鉾の半纏を着けていたら、誰もが妙に思うはずである。 ところが、中御座神輿に東御座神輿の轅(ながえ/長柄)と … 続きを読む
〜神事であることを忘れてはいけない〜 写真は「瀧尾神社のおんな神輿」のポスター、 「平野神社の祭りに参加する外国人女性」、 「霊山観音で奉納をするフラダンス」だ。 どこか違和感を感じるのはなんでだろう。 もう何年前にな … 続きを読む
〜平成女鉾が巡行に参加する日は来るのだろうか〜 今年も早々と半分が過ぎ、暑い季節がやって来た。とにかく京都は暑い。沖縄の人が「京都の夏は厳しい」と言うぐらいである。恐らく湿度の関係だろう。ちなみに、北海道の人が「京都の冬 … 続きを読む
疫病退散に立ち向かう男の覚悟 祇園祭といえば、誰もが山鉾巡行と口を揃える。日本三大祭の一つとして挙げられ、コンチキチンと、人々に愛される祭であることは嬉しい限りで、願ってもないことだ。 しかし、室町時代以前には山鉾巡行は … 続きを読む