傍目八目:世の中、見方違えばこう変わる。

組織犯罪の臭いすら漂う狎れあい

2020東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムの剽窃疑惑についてマスコミに疑惑否定・説明しているデザイナー朴尊◎(竹カンムリに其と皮)氏<日本名:佐野研二郎>の会見をTVで視ました。
皆さんの印象はいかがでしたか? 私は、残念ですが「往生際の悪い奴やなぁ」という印象以外持てなかったのが正直なところです。「あぁ、そう?それなら重箱の隅をつついてみようか?」、「パンドラの箱をひっくり返してみようか?」という悪戯ごころがムクムクと・・・

まず、このエンブレムがどのようにして選考されたのかを調べてみました。応募総数が、ビッグイベントにも拘らずたったの104件。選考委員は日本グラフィックデザイナー協会顧問 / 永井一正氏、同協会会長 / 浅葉克己氏、同協会会員 / 長嶋りかこ氏 など。選考委員が何名だったのかはもう少し調べないと分らないのですが、もちろん渦中のデザイナー朴氏も同協会の会員であり、長嶋氏の元上司でもあったのです。ちょっと、なにか臭ってきませんか?

 その臭いのもとを辿っていくと、2014年の毎日デザイン賞。受賞者は長嶋りかこ、調査委員は浅葉克己、佐野研二郎(朴氏は日本名で協会には会員登録)、去年のある賞の受賞者が今年の選考者に変わっています。以前、八百長問題に揺れた大相撲の星の貸し借りにそっくりですね。

この問題に関して、組織委員会は「国際的に商標登録状況を時間をかけて調査しているから問題はない。」とコメントしています。そのコメントに即して朴氏は「ベルギーの劇場のロゴは見たことがない。」とさえ言っておけば問題はないと思っているようです。朴氏もそうだけど、組織委員会もそんな無知なことでいいのでしょうか?登録と著作権は別物です、著作権には展示・販売・コピー・一部変更する権利なども含まれています。

今回の件は、先方が裏で示談に応じてカネを受け取ってくれ、挙げた手を下してくれることを願うしかありません。それしか事態収拾の方法はないものと思われます。今回の問題を他山の石として知的財産に対する意識の啓発、こういう一部の人間の間だけでの「狎れあい」でモノが決まる体質の浄化を図ることが重要課題だと考えます。

2015年8月7日 – 5:21 PM