傍目八目:世の中、見方違えばこう変わる。

豊かさのモノサシ

キッカケは先月のガス料金、金額が8リラ=約450円、わが目を疑いました。もちろん一人暮らしとは言え、煮炊きはガスでしていますし風呂にも欠かさずはいっています。そして昨日届いた電気料金の請求金額は約1,700円。そういえば公共交通機関の料金にしても、どこまで乗っても3リラの均一料金、うちからイスタンブル新市街まで約30Kmの距離を高速バスに1時間弱乗って移動しても約160円。
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そして、主婦の井戸端会議ネタのようになりますが、毎日の食費、これは以前、このブログやFBでも触れていますが、パンにしても大きなバゲットが40円、新鮮な野菜や果物、2000円も支払えば抱えきれないくらいの量がありますし、牛フィレ肉も500gで1100円、コメは最上級のものでも2.5Kg、750円で買うことができます。これは食糧自給率をみても頷けることです。日本の農水省の資料によれば、2003年から更新されていないようなので少し古いですが、穀物の自給率が27%の我が国、それに比してトルコのそれは95%に達しています。

76421_117642401732465_1893892501_n一方で月額50000円程度の最低賃金をみても明らかですが、平均的な個人所得は日本人のそれに比べて「金額的に」非常に低いことは間違いありません。貧しい人たちもたくさんいますし、ジプシーの人たちのように自発的に仕事をしない人たちもいます。しかしこの国の人たちの生活を支えているのは、安定的な経済成長力、公共料金の安さと食糧の自給力と言い切って過言ではないでしょう。また、他国の力を借りずとも常に戦乱下にある周辺諸国から自衛できる軍事力を保有している安心感も忘れてはなりません。

こうして考えてみると・・・・アベノミクスの初期的な効果で株価は上昇し、円は安くなりました。しかし、賃金は上がっていませんし物価は上昇しています。2008年に米国がとった二番煎じのような政策で、果たして我が国は真の豊かさを得られるの?と危惧するばかりです。