時代祭に鞍馬の火祭





平安京の怨霊を鎮めんが為に いよいよ10月22日が迫ってきた。この日の正午に時代祭の巡行がスタートする。 また、夕刻6時に鞍馬の火祭の大小の松明(たいまつ)が練り歩きだす。 つまり、昼夜に対照が際立つ、二つの祭が見物でき … 続きを読む
平安京の怨霊を鎮めんが為に いよいよ10月22日が迫ってきた。この日の正午に時代祭の巡行がスタートする。 また、夕刻6時に鞍馬の火祭の大小の松明(たいまつ)が練り歩きだす。 つまり、昼夜に対照が際立つ、二つの祭が見物でき … 続きを読む
競べ馬、ことしは東方が勝ってほしい 京都三大祭のひとつで最も歴史のある祭が葵祭であることは誰もが知る。 その葵祭の路頭の儀、所謂王朝絵巻といわれる行列の本列、つまり主人公は斎王列ではなく勅使列であるというと、何人かが首を … 続きを読む
鱧祭 利口に鱧を食べ尽くす 「エーンヤァラァヤアー」の掛け声も聞かれなくなり、「まわせぃ まわせぃー」の掛け声も24日の後祭を終えると、28日の「後の神輿洗い」を最後に聞けなくなる。 祇園会(祭)も終盤に入ってきたという … 続きを読む
ちまきに付いた札の威力とは 台風一過の雨混じりの宵山で授かった八坂神社の「厄除けちまき」を持ち帰り、玄関口に吊るしていたものと取り替えた。来年の祇園祭まで、我が家の「厄除け」の1年間を担ってもらう願いを込めて吊るした。 … 続きを読む
祇園祭 鴨川を神輿は渡り 山鉾は渡らず 祇園祭の10日といえば、鉾町での「鉾建て」と鴨川四条での「神輿洗いの神事」の日である。 「神輿洗い」とは、八坂神社本殿前で点火された大松明により、四条大橋までの四条通が祓い清められ … 続きを読む
京の母なる川の歴史と夕涼み 「吉符入り」のニュースを聞いた。7月1日と言えば祇園祭の幕開けである。 拙いのは百も承知で 句が詠みたくなった。 雨あがる 二階囃子も 何処からか 団扇 簾に 鰻はも 祇園祭(旧暦6月7日 … 続きを読む
京都最古の祭は神馬に神霊を移す 京都三大祭といえば、春の葵祭、夏の祇園祭、秋の時代祭と誰もが知る。 また、春祭では5月15日の葵祭の雅やかな王朝絵巻の巡行にスポットがあたり、観光客にお越しいただけるのだ。 平安時代の京都 … 続きを読む
鱧まつり 梅雨明けどきが 盛りなり 山鉾巡行が済むと、祇園祭は終わったように話されるが、これは大間違いだ。 17日の巡行日から24日の花傘巡行までの1週間が、祇園祭の真只中なのだ。 つまり、八坂神社の神輿が御旅所に「おい … 続きを読む
鱧食って 祭を語る 毎年7月17日は祇園祭の山鉾巡行の日である。 一ヶ月にまたがるこの祭りは、7月1日「吉符入」、「長刀鉾町お千度」に始まり、2日「くじ取り式」を経て、それからの一週間は行事が目白押しだ。 10日の「山鉾 … 続きを読む
凶作を祓う賀茂競馬こそが葵祭のルーツである いよいよ葵祭が迫ってきた。 京都三大祭のひとつである葵祭は、一番歴史が永く、かつ誉れ高き由緒をもつ祭である。 祇園祭は最もポピュラーであるが、その起源は貞観11年(869)で、 … 続きを読む