阿亀桜

おかめさん今なお健在 千本釈迦堂(正式名/大報恩寺) 京の春真っ盛りを告げるイトザクラ 七本松通の上七軒を上ったところに、京都市に現存する最古の仏堂の国宝釈迦堂がある。この桜の「阿亀」の名は、本堂建立、大工棟梁・長井高次 … 続きを読む
おかめさん今なお健在 千本釈迦堂(正式名/大報恩寺) 京の春真っ盛りを告げるイトザクラ 七本松通の上七軒を上ったところに、京都市に現存する最古の仏堂の国宝釈迦堂がある。この桜の「阿亀」の名は、本堂建立、大工棟梁・長井高次 … 続きを読む
散り逝く花とて、礼は散らさず 例年より早く京の桜の開花がはじまり、京の春を告げる近衛邸址の糸桜は見ごろを迎えようとしている。それどころか都の枝垂れ桜や桃桜が、あちこちで枝を桜色に染めている。 街中を行き来していても、桜色 … 続きを読む
早春の大原に、幸せを呼びに行きました 冬の京都の歳時記に「大根焚き」がある。 11月下旬の嵯峨覚勝院に始まり、12月には宇多野三宝寺、千本釈迦堂、鳴滝了徳寺、新年1月を迎えると法住寺、そして、2月には大原三千院の「初午大 … 続きを読む
この一年の無事を祈り、おいしいものを頂く 不治災難なく一年が迎えられることほど嬉しいことはない。 退屈だと愚痴り傍若無人に走り、足るたることの有り難さを若輩の頃には分からなかった。 歳を重ねてくると、平安とささやかな開運 … 続きを読む
さくら咲いた サクラ、さくら、桜の毎日が過ぎて行く。 四月第一週前半に、一斉と言って良いぐらいに、何処もが見頃となった。 週半ばには満開の知らせも多く、週後半には散る花まで出る具合だった。 花見か、人見か分からぬ始末では … 続きを読む
とうとう師走 来年のことを鬼も見る 「師走だな」と思わせるもの。 (X’masの)ツリー、紅白(歌合戦の組表)、年賀状(のCM)…。 昨今では大晦日の格闘技の対戦相手の発表も加わろうか。 京都の師走といえ … 続きを読む
京の八月は火の祭典で始まり火の祭典で幕を下ろす 夜明け前から身支度し、墓掃除に出向いた。日の出とともに、墓地の草引きや植え込みの剪定を始める。 蟻達の朝も早い。地べたを足早に行進している。負けじと無言で鎌の手を早める。 … 続きを読む
大根役者は千両役者 京都の代表的な漬物のひとつである千枚漬けは一冬に千トンが漬けられるという。 千枚漬けは、昆布と薄く切られた日本一大きな「聖護院かぶら」で漬けられる。 かぶらは大根よりも繊維が細かく、非常にやわらかでな … 続きを読む
たかが大根 されど大根 厄除け病封じの鍋とは 鍋は鍋でも、大かまどに大鍋をかける「大根焚き(だいこだき」は見逃せない。 「大根焚き」は京の冬を告げる風物詩の筆頭である。 京都では、“大根”を「だいこ」と呼ぶことから、今昔 … 続きを読む