京の夏





あつい、暑いと言いながらも夏は終わります 京の夏といえば、何を連想されるであろう。 京の夏は祇園祭に始まり、大文字五山の送り火で終わるという言い回しがあるように、この二つを連想される方が圧倒的に多い。 それ故、観光客の方 … 続きを読む
あつい、暑いと言いながらも夏は終わります 京の夏といえば、何を連想されるであろう。 京の夏は祇園祭に始まり、大文字五山の送り火で終わるという言い回しがあるように、この二つを連想される方が圧倒的に多い。 それ故、観光客の方 … 続きを読む
京の母なる川の歴史と夕涼み 「吉符入り」のニュースを聞いた。7月1日と言えば祇園祭の幕開けである。 拙いのは百も承知で 句が詠みたくなった。 雨あがる 二階囃子も 何処からか 団扇 簾に 鰻はも 祇園祭(旧暦6月7日 … 続きを読む
川床夕涼みの話ネタ 鴨川の二条以北は「禊、祓いの場」で、三条以南は「惨劇の場」であったが、何れも今は「憩いの場」として定着している。 最近では、目のやり場のないくらいに仲睦まじいカップルが等間隔に陣取り、その後ろを、真正 … 続きを読む
床の文字に隠微な期待感を抱かせた通り 先週24日で「鴨川をどり」も今年の幕を閉じ、京の四つの花街の春が終わった。 「鴨川をどり」が済むと、「先斗町」を中心として鴨川縁の町々は「夕涼み」の本番となる。それは「納涼床(川床) … 続きを読む
おもしろうて やがてかなしき 鵜舟かな 7月を目前にすると、京都人なら誰も、祇園祭のことが気に成りだす。 7月1日「吉符入」のニュースの影になりあまり知られていないが、この日の夜には、古くから嵐山で風物詩が楽しまれている … 続きを読む
昔ながらの涼をとる法 「皐月の床」から「本床開き」の声が聞こえだすと、京町家では「建具替え」のシーズンとなる。 つまり、夏支度である。 京都盆地の夏は湿気が多く蒸し暑いゆえに、涼をとるための夏の設えを凝らす習慣がある。 … 続きを読む
床(とこ)あります 「床(とこ)あります。」と読んで大笑いされた。 随分も前のことである。先斗町を歩いていて、軒先に掛かるその曰くつきの札を見つけ、大声に出して読み上げたのである。 「花街やからトコと読んでもええんや!」 … 続きを読む