萩の花を探して





いざ野に行かな 萩の花見に 萩という字を、「草(草かんむり)」に「秋」と覚えた。 そのためか、今もこの字を書くときには、「秋の草か」と声にだす。 朝夕に涼やかな風が吹き始める頃、野山や河川に出ればどこにでも見られた花であ … 続きを読む
いざ野に行かな 萩の花見に 萩という字を、「草(草かんむり)」に「秋」と覚えた。 そのためか、今もこの字を書くときには、「秋の草か」と声にだす。 朝夕に涼やかな風が吹き始める頃、野山や河川に出ればどこにでも見られた花であ … 続きを読む
〜これを潜ったその先は?〜 神社と寺の町である京都には鳥居のある風景も珍しくは無い。平安神宮の大鳥居や御香宮神社の鳥居のように道路を跨いで仁王立ちよろしくデンと聳えているものもある。 珍しいところではさいきん週刊誌な … 続きを読む
梅から三月百花繚乱で夏まじか 池泉回遊式庭園で花菖蒲を愛でられるのは、平安神宮や梅宮大社だけではない。 梅宮大社からなら新丸太町通を目指し、蓮の寺として知られる法金剛院を訪れるのが良い。 関西花の寺十三番札所を冠する寺院 … 続きを読む
欲深き銭を心清き尊いお金に龍が磨く 辰年を迎えるとあって、龍にゆかりのある場所が俄かに話題に上る。 小生が「龍の棲まう神社」と枕詞のように言い始めだすからかもしれないが、聞き耳を立てて傍に人が集まるのだ。 前号に紹介した … 続きを読む
紅しだれに託した美と京の精神 紅しだれといえば、「紅しだれコンサート」イメージする人も多くなった。 今年で23回目になるのだが、平安建都1200年記念を祝った1994年以降に、「JR東海のそうだ京都いこう」のキャンペーン … 続きを読む
若人の歌と踊りが炎になり、時代変化へのともし火に変わる 京都各地の秋祭りが後半に入り、時代祭に鞍馬の火祭を終えると十一月の足音が聞こえ、もみじの色づきが気に成り始める。 その頃に、学生の街京都では学祭が始まり出す。学園祭 … 続きを読む
秋深まり、色増すもみじに歴史の血潮も見え隠れ 京都に始めて入洛される客人に、案内を所望され訪れることになる名所がある。 普段、頻繁に往来するところにある神社仏閣であっても、わざわざ拝観料を払って入ろうとする京都人は稀であ … 続きを読む
自然の美しさが最高峰ブランドの由緒謂れ 時代祭が今年は曇天から雨となった。 秋晴れの中での行列見物しか記憶に残っていない小生は、史実に基づいた本物の風俗衣装が雨の滴に打たれるのを見て、痛々しく思えた。 装束にビニール合羽 … 続きを読む
花菖蒲で嬉しい知らせ 六月を水無月というが、水の無い月という意味ではない。 その真逆で「水の月」という意味である。 「無(な)」は連体助詞の「な」であるらしく、「の」の意味となる。 これで腑に落ちる。梅雨に入り雨が多く、 … 続きを読む
悪縁を断ち、良縁に出会う 事始めに始まり、終い弘法(21日)、終い天神(25日)も済んだところで、お正月準備はお済ませになられたでしょうか。 祝箸にお屠蘇も揃い、玄関先には葉牡丹が座り、座敷の床の間には松竹梅の盆栽が鼻高 … 続きを読む