事始の風物歳時記





終わりの始まりが次の始めのはじまり 12月12日、今年の漢字は「輪」であると、清水寺森清範貫主の揮毫で発表された。 全国400か所に設置された応募箱に投函された約25万票の中で、9518票を得て最も応募数の多かったのが「 … 続きを読む
終わりの始まりが次の始めのはじまり 12月12日、今年の漢字は「輪」であると、清水寺森清範貫主の揮毫で発表された。 全国400か所に設置された応募箱に投函された約25万票の中で、9518票を得て最も応募数の多かったのが「 … 続きを読む
〜月はおぼろに東山。祇園めぐりのその果てに〜 さて、八坂の塔から高台寺へと抜ければ霊山観音がある。昭和30年に松下幸之助の肝いりで建立されたものだが、有り難味が有る様な無い様な。人それぞれの好み次第だろう。 神社やお … 続きを読む
お精霊さんとお盆の休み、夜も忙し 大文字こと五山の送り火は、あまりにも有名である。 お精霊さんが迷わぬよう冥土にお帰りになれるよう点す送り火である。 では「迎え火」はどうするのであろうか。 軒先か精霊棚に盆堤灯を吊し、灯 … 続きを読む
パワースポット京都がただのテーマパークに成り下がらぬために 京都の紅葉をひと目見ようと来られた方、その数は例年約630万人だと聞く。 紅葉の名所とガイドブックに案内されるところは、紅葉真っ盛りどころか人ごみ真っ盛りである … 続きを読む
ローマ一日にしてならず、千日詣り一日にしてなる。 まことに有り難い参詣を用意してくれている。 千日詣りとは、お百度詣り同様に千日間参詣すれば願意が叶い、ご利益がいただける参詣の仕方かと思っていた。 というのは、比叡山延暦 … 続きを読む
信仰のイベントがJPOPの礎となり 8月24日の地蔵菩薩の縁日を「地蔵盆」と、28日の大日如来の縁日を「大日盆」と呼び習わし、「盂蘭盆」と並び、夏の風物詩を彩る京都の伝統行事である。 16日の「大文字の送り火」の直後にや … 続きを読む
陽気に誘われ花に団子、涅槃の境地は遠かりけり 弥生三月も中旬を迎えると、気分が陽気になってくる。 催事や行事も賑やかになり、春の訪れを告げているようだが、桜見にはまだ早い。 春めいたものを感じさせる行事はというと、まず、 … 続きを読む
今年の世相を顧つ、暮れをひた走る 紅葉見も終盤を迎え、散紅葉に冬紅葉となり、師走の足音も聞こえてきた。 「南座のまねき」か「LEDのイルミネーション」か、はたまた「年末ジャンボ宝くじ」か、何で師走の足音を感じるかは、人そ … 続きを読む
スクリーンでは味わえないゲゲゲの世界を六道まいりに見る 光と闇が交錯している千年の都、京都。 八坂の塔を背に東山通りを西へ、ゆるやかな下り坂を下り始めた。 近くのペンションから出てきた若い女性連れの、高台寺から清水寺に出 … 続きを読む
さくら咲く 3月27日さくらの日に合わせるかのように、各所で桜たちは咲き始めた。 久々の雪多い冬を越したあと、一転穏やかな陽光の陽射しに見舞われ、例年より早くの開花宣言が出されている。この分だと、今年は4月の第1週が見頃 … 続きを読む