萩の花を探して





いざ野に行かな 萩の花見に 萩という字を、「草(草かんむり)」に「秋」と覚えた。 そのためか、今もこの字を書くときには、「秋の草か」と声にだす。 朝夕に涼やかな風が吹き始める頃、野山や河川に出ればどこにでも見られた花であ … 続きを読む
いざ野に行かな 萩の花見に 萩という字を、「草(草かんむり)」に「秋」と覚えた。 そのためか、今もこの字を書くときには、「秋の草か」と声にだす。 朝夕に涼やかな風が吹き始める頃、野山や河川に出ればどこにでも見られた花であ … 続きを読む
在家にて現世利益、往生安楽の功徳を受くるありがたさ 洛陽六阿弥陀巡拝(らくようろくあみだめぐり)を正月15日に始め、月詣りを重ねると六阿弥陀巡りは師走24日で年内は終いとなる。 月々の参詣日は各々定められており、怠らず行 … 続きを読む
そうだ もみじ狩り、行こう 「そうだ 京都、行こう。」の平成22年秋のキャンペーンポスターを見た。 「暑い」「寒い」だけで 私の一年が終わるなんて、 ジョーダンではありません。 と、紅葉に包まれるくろ谷さんの五色の垂幕を … 続きを読む
陽気に誘われ花に団子、涅槃の境地は遠かりけり 弥生三月も中旬を迎えると、気分が陽気になってくる。 催事や行事も賑やかになり、春の訪れを告げているようだが、桜見にはまだ早い。 春めいたものを感じさせる行事はというと、まず、 … 続きを読む
苔の上に落ちた白い花に諸行無常の響きあり 今の今まで、平家物語で暗記した沙羅双樹と、仏教の三大聖樹のひとつ沙羅の樹の花が同じものとは思っていなかった。 その所為で、朝からささいな口論が始まった。 元は、妙心寺東林院の沙羅 … 続きを読む
人は執着から逃れられないようだが 香ばしく甘辛い味がする。硬くなった鏡餅を細かく切り、黒豆と白豆とに混ぜ、炒った後砂糖醤油を塗(まぶ)した素朴なお菓子である。 どこで聞き覚えたのか、「お釈迦さんの鼻くそや」と、幼少の頃 … 続きを読む