平清盛 縁の地をゆくその八 六波羅





おごれる人たけき者、我はなりたい 清盛の生涯で、邸と称するところが三ケ所ある。 一つは、平家一門の代表的な居館である六波羅殿で、二つは、別邸としていた西八条殿、三つは、遷都まで企てたところの福原殿である。 その何れもが往 … 続きを読む
おごれる人たけき者、我はなりたい 清盛の生涯で、邸と称するところが三ケ所ある。 一つは、平家一門の代表的な居館である六波羅殿で、二つは、別邸としていた西八条殿、三つは、遷都まで企てたところの福原殿である。 その何れもが往 … 続きを読む
水と火が清め、人々は設える 「神輿洗い」といっても、単なるクリーニングでないことは誰もの察しがつく。 八坂神社の神事として行われ、祇園祭の1ヶ月の期間に二度ある。 始めは毎年7月10日で、二度目は7月28日だ。 祇園祭の … 続きを読む
日本初の映画が鴨川河川敷で上映されてから 京都映画倶楽部(Kyoto Cinema club)が設立されて、この9月で丁度1年になる。 この一周年を記念に第二次会員募集を行っており、第2回京都太秦映画フェスティバルが9月 … 続きを読む
祇園祭 鴨川を神輿は渡り 山鉾は渡らず 祇園祭の10日といえば、鉾町での「鉾建て」と鴨川四条での「神輿洗いの神事」の日である。 「神輿洗い」とは、八坂神社本殿前で点火された大松明により、四条大橋までの四条通が祓い清められ … 続きを読む
京の母なる川の歴史と夕涼み 「吉符入り」のニュースを聞いた。7月1日と言えば祇園祭の幕開けである。 拙いのは百も承知で 句が詠みたくなった。 雨あがる 二階囃子も 何処からか 団扇 簾に 鰻はも 祇園祭(旧暦6月7日 … 続きを読む
川床夕涼みの話ネタ 鴨川の二条以北は「禊、祓いの場」で、三条以南は「惨劇の場」であったが、何れも今は「憩いの場」として定着している。 最近では、目のやり場のないくらいに仲睦まじいカップルが等間隔に陣取り、その後ろを、真正 … 続きを読む
川床夕涼みの話ネタ 伝聞で恐縮だが、鴨川には年間300万人の観光客が訪れるらしい。 街なかを流れる川としては、清き流れが続き、山紫水明(頼山陽)にふさわしい京都必須の川であることに間違いはない。 平安の昔より暴れ川として … 続きを読む
葵祭は弓矢を射るに始まるとは 「鴨川をどり」が先斗町歌舞練場で開幕されると、同時に「床びらき」である。 鴨川、貴船の皐月(さつき)一日の歳時である。 そして、15日の「葵祭」へと京都は活気を帯びてくる。 この黄金週間中に … 続きを読む
床(とこ)あります 「床(とこ)あります。」と読んで大笑いされた。 随分も前のことである。先斗町を歩いていて、軒先に掛かるその曰くつきの札を見つけ、大声に出して読み上げたのである。 「花街やからトコと読んでもええんや!」 … 続きを読む