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ものみ‐ゆさん【物見遊山】 物見と遊山。見物して遊び歩くこと。
実に味気なく三省堂大辞林に書かれている。
「寺での修行を終えた後、他の寺へ修業遍歴の旅に出る。」
この意味が「遊山」の原義とするなら、「物見」の意味はどうであろうか。
京への物見の歴史は何を見てきたのだろう。
同じく辞書で「物見」と引くと、
1.眺望のために設けられた施設。見物のための場所。
2.敵軍の所在 勢力 布陣などを偵察すること。また、その任務にあたる兵もしくは小部隊。斥候(せつこう)。
3.名所や人でにぎわう所へ行って見ること。
4.見るだけの価値のあるもの。みもの。
5.外を見るために設けた窓。牛車(ぎつしや)の網代(あじろ)や立て板に設けた窓。壁や編み笠などに設けた穴。城や屋敷の一部に外部を見るために設けたやぐらや楼など。
6.大型和船の尾倉内部に設ける、船底の淦水(あかみず)のたまりぐあいを見る所。
などと展開されている。
これで「物見」のニュアンスが少々精彩を放ってくる。
つまり、小生はこう読み取る。
「明日に生きる糧を得ることに繋がっていること」と。
さて、京都非公開文化財特別拝観が行われていることはご存知の事だろう。
今秋は初公開三ヶ寺を含めて2社18ヶ寺1家の特別拝観である。
いずれも幾つかの時代を超え、移り変わる歴史を眺め、今もなお行き続けている歴史遺産である。
これに間にあわなければ、「秋の特別拝観」を予定に組んではどうだろう。
12月の初め頃まで拝観受付しているところもある。
但し、何れも行列を伴う混雑が予想され、風情どころではない。
朝一番の拝観にするなど、工夫が必要である。
そこで、紅葉狩、門前菓子、京料理を、どのようにセットするかに趣向を凝らす。
エリアで切るか、時代で切るかなどして、順路を組むと、マイプランができる。
例えば、朝一番に洛北紫野の「臨済宗大徳寺派総本山大徳寺」に的を絞られてはどうだろう。
本坊法堂のほか塔頭二十一院ある中、普段から公開されている塔頭は四院ある。
今秋は、総見院・黄梅院・興臨院の秋の特別拝観が行われる。
総見院は、織田信長の菩提寺であり、利休参禅の師、古渓和尚が開祖。黄梅院の庫裡は日本の禅宗寺院において現存する最古のもの。前田家の菩提寺である興臨院は、室町時代創建の禅宗建築の代表作であり、本堂・表門・唐門は重要文化財に指定されている。
各々の世界観があり、いずれも見落とせない。
高桐院(こうとういん)の受付では是非抹茶を所望しておかれるのが良い。
客殿の南庭園に臨み、毛氈の敷かれた縁にて、抹茶と京菓子がいただける。
門前の喧騒や境内の物音から遮断された時の流れと景色の囁きが、きっと肌に問い掛けてくれることだろう。
昼食は大慈院内にある「泉仙の鉄鉢(てっぱつ)料理」をいただく。
午後は大徳寺東側の今宮神社への参道を散策しながら、大徳寺納豆の「磯田」や、あぶり餅の「いち和」や「かざりや」に立ち寄るのが定番といえる。
第51回京都非公開文化財特別公開
http://www.kobunka.com/topics/pdf/hikoukai2015aki.pdf
紅葉の名所 (京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/koto/momiji/meisho/index.html
THE紅葉 (京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/koto/themomiji/themomiji1.html
歴史街道2004/10/18 京都紫野大徳寺 (ABC朝日放送)
http://www.asahi.co.jp/rekishi/04-10-18/01.htm
大徳寺山内地図(PDFファイル)
http://www.rinnou.net/cont_03/07daitoku/img/map.pdf
鉄鉢料理「泉仙」大慈院店
http://kyoto-izusen.com/html2/restrant_daijiin.html
二軒のあぶり餅屋さんを食べ比べ。あなたはどっち?(点と点の間)
http://between-a-point-and-point.blogspot.jp/2014/09/blog-post_9.html
【参照リンクには、現在なくなったものがあるかもしれません。順次訂正してまいりますが、ご容赦ください。】
実に味気なく三省堂大辞林に書かれている。
「寺での修行を終えた後、他の寺へ修業遍歴の旅に出る。」
この意味が「遊山」の原義とするなら、「物見」の意味はどうであろうか。
京への物見の歴史は何を見てきたのだろう。
同じく辞書で「物見」と引くと、
1.眺望のために設けられた施設。見物のための場所。
2.敵軍の所在 勢力 布陣などを偵察すること。また、その任務にあたる兵もしくは小部隊。斥候(せつこう)。
3.名所や人でにぎわう所へ行って見ること。
4.見るだけの価値のあるもの。みもの。
5.外を見るために設けた窓。牛車(ぎつしや)の網代(あじろ)や立て板に設けた窓。壁や編み笠などに設けた穴。城や屋敷の一部に外部を見るために設けたやぐらや楼など。
6.大型和船の尾倉内部に設ける、船底の淦水(あかみず)のたまりぐあいを見る所。
などと展開されている。
これで「物見」のニュアンスが少々精彩を放ってくる。
つまり、小生はこう読み取る。
「明日に生きる糧を得ることに繋がっていること」と。
さて、京都非公開文化財特別拝観が行われていることはご存知の事だろう。
今秋は初公開三ヶ寺を含めて2社18ヶ寺1家の特別拝観である。
いずれも幾つかの時代を超え、移り変わる歴史を眺め、今もなお行き続けている歴史遺産である。
これに間にあわなければ、「秋の特別拝観」を予定に組んではどうだろう。
12月の初め頃まで拝観受付しているところもある。
但し、何れも行列を伴う混雑が予想され、風情どころではない。
朝一番の拝観にするなど、工夫が必要である。
そこで、紅葉狩、門前菓子、京料理を、どのようにセットするかに趣向を凝らす。
エリアで切るか、時代で切るかなどして、順路を組むと、マイプランができる。
例えば、朝一番に洛北紫野の「臨済宗大徳寺派総本山大徳寺」に的を絞られてはどうだろう。
本坊法堂のほか塔頭二十一院ある中、普段から公開されている塔頭は四院ある。
今秋は、総見院・黄梅院・興臨院の秋の特別拝観が行われる。
総見院は、織田信長の菩提寺であり、利休参禅の師、古渓和尚が開祖。黄梅院の庫裡は日本の禅宗寺院において現存する最古のもの。前田家の菩提寺である興臨院は、室町時代創建の禅宗建築の代表作であり、本堂・表門・唐門は重要文化財に指定されている。
各々の世界観があり、いずれも見落とせない。
高桐院(こうとういん)の受付では是非抹茶を所望しておかれるのが良い。
客殿の南庭園に臨み、毛氈の敷かれた縁にて、抹茶と京菓子がいただける。
門前の喧騒や境内の物音から遮断された時の流れと景色の囁きが、きっと肌に問い掛けてくれることだろう。
昼食は大慈院内にある「泉仙の鉄鉢(てっぱつ)料理」をいただく。
午後は大徳寺東側の今宮神社への参道を散策しながら、大徳寺納豆の「磯田」や、あぶり餅の「いち和」や「かざりや」に立ち寄るのが定番といえる。
第51回京都非公開文化財特別公開
http://www.kobunka.com/topics/pdf/hikoukai2015aki.pdf
紅葉の名所 (京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/koto/momiji/meisho/index.html
THE紅葉 (京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/koto/themomiji/themomiji1.html
歴史街道2004/10/18 京都紫野大徳寺 (ABC朝日放送)
http://www.asahi.co.jp/rekishi/04-10-18/01.htm
大徳寺山内地図(PDFファイル)
http://www.rinnou.net/cont_03/07daitoku/img/map.pdf
鉄鉢料理「泉仙」大慈院店
http://kyoto-izusen.com/html2/restrant_daijiin.html
二軒のあぶり餅屋さんを食べ比べ。あなたはどっち?(点と点の間)
http://between-a-point-and-point.blogspot.jp/2014/09/blog-post_9.html
【参照リンクには、現在なくなったものがあるかもしれません。順次訂正してまいりますが、ご容赦ください。】
5027-151105-秋
関連歳時/文化
京都非公開文化財特別拝観
秋の特別拝観
非公開文化財
紅葉狩
門前菓子
京料理
茶室
庭園
襖絵
鉄鉢(てっぱつ)料理
大徳寺納豆
あぶり餅
秋の特別拝観
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