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3月27日さくらの日に合わせるかのように、各所で桜たちは咲き始めた。
久々の雪多い冬を越したあと、一転穏やかな陽光の陽射しに見舞われ、例年より早くの開花宣言が出されている。この分だと、今年は4月の第1週が見頃、満開のラッシュとなるだろう。
花見手帳の日程欄への書き込みは、書いては消し消しては書きで、どの順路に従えば良いのかが分かりづらくなってきた。
先週末土曜は、まず京都御所へ向かった。
一途に同社大学南の今出川御門へ、近衛邸跡の糸桜を目指した。
丁度見頃満開で間に合った。
桜松や御車返しの桜はこれからの出番待ちで、御苑内のソメイヨシノは二部咲きといったところである。
さて、今年最初の「花も団子も」を何処かでと思案した。
近衛邸跡の西南、乾御門を出れば烏丸通向かい側一条に、「虎屋」があるではないか。
まさか「団子」は売ってないだろうが、当然、桜に因んだ生菓子はあるだろうと。
やはり団子はなかったが、意外や桜餅があった。
兎に角その桜餅を買い求め、南に下り蛤御門の桃林のベンチに腰を下ろした。
100本ほどの桃の若木は、燃えるように花がついている。
白色、桃色、紅色の花々が、通る風に乗せて甘酸っぱい香りを届けてくれるのだ。
皇宮警察本部前の梅林も愛でたので、京都御苑一箇所にて、梅見・桃見・桜見の三春を一度で、愛で終えられたことになる。これで満ち足りた春をきっと迎えられるだろう。
さて、桜餅の話に戻るが、虎屋は3/31までの一週間限定での桜餅の販売であるということ。今年最初に食べることになった小生の桜餅が、道明寺粉でこさえた桜餅ではなかったこと。
つまり、関東の桜餅であったので、小麦粉を水溶きし、薄くのばして焼いた生地に餡を包みこんだものだった。勿論美味しかったが、小生にとってあれは桜餅ではないのだ。
したがって、この春の桜見では、花見団子と桜餅は、いまだ食べていないことになる。
ここから鳴海餅本舗(堀川下立売)に行くも、出町ふたば(出町今出川)に行くも、同じぐらいの距離で、自転車で来ればらくらく買いに行けたのだが、無策だった。
やはり、団子や餅は「おまんやはん」に限る。
「餅は餅屋に・・・」とはよく言ったものだ。
午後からは、地下鉄で烏丸を南下、烏丸御池駅で下車し、見事に満開の六角堂の御幸桜をカメラに収めた。
傘を開いたように仕立てられている枝垂れである。地面に這うように垂れ下がる花々は眩しく咲き誇り、傘の下に素焼きの小坊主さん(羅漢)が何体も鎮座している。鼓や太鼓を持つ小坊主さんの表情は変化に富み、人を優しくしてしまう力を持っている。
天に伸びるように六角に組まれた甍(いらか)の黒銀。
おみくじが結ばれた、これまた地を這うようなじすり柳の若草色。
大提灯の赤色。
そして、御幸桜の桜色がビルの谷間にコントラストを織り成し共演していた。
生憎日曜日は雨だったので、桜見は断念し、ひたすら次週の桜見の順路を練り直した。
ソメイヨシノは一分咲きから三分咲きの推移なので、週末でも十分見頃に間に合う。
問題は早咲きの枝垂桜の見頃順序に絞られる。
遅くとも、週半ばまでには、山科大石神社の大石桜、祇園白川の早咲き枝垂桜、岡崎の武徳センターの古木枝垂桜、平安荘の紅枝垂桜 佐野邸の枝垂桜、下京の枳殼邸の枝垂桜・寒桜、伏見の醍醐寺霊宝館および三宝院の枝垂桜を。
そして、週末までには賀茂川、哲学の道、清水寺を。
週末からは、天候を見ながら練り直し、東から西に推移していくことになりそうだ。原谷苑、平安神宮、二条城、半木の道の紅枝垂桜は来週になるのだろうか。
昨月曜日は、早朝から、兎にも角にも祇園新橋へ馳せ参じた。
御苑案内図
http://www.env.go.jp/garden/kyotogyoen/2_guide/map.html
京都府観光情報
http://www.kyoto-kankou.or.jp/
京都の桜情報
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/koto/sakura/
【参照リンクには、現在なくなったものがあるかもしれません。順次訂正してまいりますが、ご容赦ください。】
久々の雪多い冬を越したあと、一転穏やかな陽光の陽射しに見舞われ、例年より早くの開花宣言が出されている。この分だと、今年は4月の第1週が見頃、満開のラッシュとなるだろう。
花見手帳の日程欄への書き込みは、書いては消し消しては書きで、どの順路に従えば良いのかが分かりづらくなってきた。
先週末土曜は、まず京都御所へ向かった。
一途に同社大学南の今出川御門へ、近衛邸跡の糸桜を目指した。
丁度見頃満開で間に合った。
桜松や御車返しの桜はこれからの出番待ちで、御苑内のソメイヨシノは二部咲きといったところである。
さて、今年最初の「花も団子も」を何処かでと思案した。
近衛邸跡の西南、乾御門を出れば烏丸通向かい側一条に、「虎屋」があるではないか。
まさか「団子」は売ってないだろうが、当然、桜に因んだ生菓子はあるだろうと。
やはり団子はなかったが、意外や桜餅があった。
兎に角その桜餅を買い求め、南に下り蛤御門の桃林のベンチに腰を下ろした。
100本ほどの桃の若木は、燃えるように花がついている。
白色、桃色、紅色の花々が、通る風に乗せて甘酸っぱい香りを届けてくれるのだ。
皇宮警察本部前の梅林も愛でたので、京都御苑一箇所にて、梅見・桃見・桜見の三春を一度で、愛で終えられたことになる。これで満ち足りた春をきっと迎えられるだろう。
さて、桜餅の話に戻るが、虎屋は3/31までの一週間限定での桜餅の販売であるということ。今年最初に食べることになった小生の桜餅が、道明寺粉でこさえた桜餅ではなかったこと。
つまり、関東の桜餅であったので、小麦粉を水溶きし、薄くのばして焼いた生地に餡を包みこんだものだった。勿論美味しかったが、小生にとってあれは桜餅ではないのだ。
したがって、この春の桜見では、花見団子と桜餅は、いまだ食べていないことになる。
ここから鳴海餅本舗(堀川下立売)に行くも、出町ふたば(出町今出川)に行くも、同じぐらいの距離で、自転車で来ればらくらく買いに行けたのだが、無策だった。
やはり、団子や餅は「おまんやはん」に限る。
「餅は餅屋に・・・」とはよく言ったものだ。
午後からは、地下鉄で烏丸を南下、烏丸御池駅で下車し、見事に満開の六角堂の御幸桜をカメラに収めた。
傘を開いたように仕立てられている枝垂れである。地面に這うように垂れ下がる花々は眩しく咲き誇り、傘の下に素焼きの小坊主さん(羅漢)が何体も鎮座している。鼓や太鼓を持つ小坊主さんの表情は変化に富み、人を優しくしてしまう力を持っている。
天に伸びるように六角に組まれた甍(いらか)の黒銀。
おみくじが結ばれた、これまた地を這うようなじすり柳の若草色。
大提灯の赤色。
そして、御幸桜の桜色がビルの谷間にコントラストを織り成し共演していた。
生憎日曜日は雨だったので、桜見は断念し、ひたすら次週の桜見の順路を練り直した。
ソメイヨシノは一分咲きから三分咲きの推移なので、週末でも十分見頃に間に合う。
問題は早咲きの枝垂桜の見頃順序に絞られる。
遅くとも、週半ばまでには、山科大石神社の大石桜、祇園白川の早咲き枝垂桜、岡崎の武徳センターの古木枝垂桜、平安荘の紅枝垂桜 佐野邸の枝垂桜、下京の枳殼邸の枝垂桜・寒桜、伏見の醍醐寺霊宝館および三宝院の枝垂桜を。
そして、週末までには賀茂川、哲学の道、清水寺を。
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5132-080401-春
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