
地に足つけたその仕事ぶりは、多くの文人墨客も虜にしてきたのだ。
「『金儲けのための品物を作るな』が先代の口癖です。菓子は寿司と一緒。自分の手で作れる量は決まっているし、機械で作ったんでは菓子やない」と。二代目・後藤清見さんは、その教えを頑なに守る。沖縄・波照間島で作られた極上の黒砂糖で柔らかなボーロをくるんだ「旅奴」も、種類は多くないが上質の原料を丁寧に形にした菓子も、教えに従い家族だけで仕上げ商う。

御倉屋
みくらや
■京都市北区紫竹北大門町78
TEL 075・492・5948
Open 9:00〜18:00/1日・15日休
【価格】900円/1袋
【賞味期間】5日間
【保存方法】常温
5298-03091803-