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• 1　コラムNo.100817

  

  大笠に地松が入るや、割れんばかりの拍手が山間にこだました
  

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  燈呂木(とろぎ)を交差し、放物線を描く松上げ
  

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  花背

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  花背松上げ 松上げ
  

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  千本の地松も大笠の火床に燃される
  

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  火床が突き上げられた
  

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  まさに荒れ狂う火の神である
  

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  愛宕山への献火であることが伝わってくる
  

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  炎が舞い上がり　空を舞う
  

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  川面にも炎が映える
  

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• 10　...

  

  エピローグの前には、藁が投げ入れられる
  

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  花背松上げ 　松上げ　火祭り
  

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  ドーンと地面に大笠が落ちた
  

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  燈呂木が揺れ動き傾き出した
  

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  聖火のごとく大笠は燃え盛る
  

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  大笠が着火すると　不思議なことに次々と上げ松が入り出す
  

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• 16　...

  

  大笠に着火
  

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  「オッー」と一斉のどよめきが
  

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  「しつかりせぇー」と声援がとぶ
  

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  コースの良い上げ松があると、場内がどよめく
  

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  届かぬ上げ松には、観衆からため息が漏れる
  

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• 21　...

  

  花背松上げ 　松上げ　火祭り
  

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  男衆が上げ松といわれる手松明をグルグルとまわしだした
  

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  火の玉は円弧から飛び出すようにダッシュし、直線を描いた
  

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  燈呂木場に刺し立てられた地松の数は約千本
  

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  まるで火の海が波打つように、炎と風とが戯れる
  

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• 26　←

  

  火の守をする男衆が浮かぶ
  

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• 27　...

  

  河原の風は強い
  

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• 28　←

  

  白煙が舞い上がると、炎に照らされ、やがて白煙は赤く染まる
  

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• 29　...

  

  花背松上げ 　松上げ　火祭り
  

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  地松の一本づつに火が点されている
  

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  左京区花背八枡