この季節のお奨めコラム
祇園祭 蘇民将来之子孫也
台風一過の雨混じりの宵山で授かった八坂神社の「厄除けちまき」を持ち帰り、玄関口に吊るしていたものと取り替えた。来年の祇園祭まで、我が家の「厄除け」の1年間を担ってもらう願いを込めて吊るした。
そして、17日の山鉾巡行を観覧し、昼食を済ませ、お役御免と… 続きを読む
スローインテリア / 京すだれ
簾(すだれ)をはじめとするスローインテリアに、これ程の反響があるとは思いもしなかった。
そこで、も少し足を踏み入れて記すことにしたい。
日曜大工センターに「簾」は並んでいるが、専門商となると、全国では50軒位しか製造販売をしていないようだ。とりわけ… 続きを読む
祇園祭と鴨川
祇園祭の10日といえば、鉾町での「鉾建て」と鴨川四条での「神輿洗いの神事」の日である。
「神輿洗い」とは、八坂神社本殿前で点火された大松明により、四条大橋までの四条通が祓い清められた後、神輿蔵から出され舞殿に飾られた神輿が四条大橋まで、「ホイト … 続きを読む
かも川談義 / やっと夏 祇園祭だ 夕涼み
「吉符入り」のニュースを聞いた。7月1日と言えば祇園祭の幕開けである。
拙いのは百も承知で 句が詠みたくなった。
雨あがる 二階囃子も 何処からか
団扇 簾に 鰻はも
祇園祭(旧暦6月7日-7月14日)の風物詩として、室町時代の頃より都人が楽… 続きを読む
後祭を追っかけて 前編
「祇園祭も終わりましたな。」と、大阪からの来客者の挨拶である。
「とんでもおへん。山鉾巡行が済んだだけですがな。」と、前祭(さきのまつり)と後祭(あとのまつり)の説明をひとしきりする… 続きを読む
祇園祭 異文化とのであい
山鉾はいったい我々に何を受け継げといっているのだろう。
動く美術館とも言われる山鉾の神賑わいなのか、その美術館に飾られている往古の懸装品などの美術品なのか。
勿論その両方と誰もが… 続きを読む
知られざる祇園祭/くじ取り式
7月1日は祇園祭の吉符入りである。各山鉾町では祭礼奉仕の取り決めや、神事の打ち合わせが行われる。
長刀鉾はこの日がお千度まいりの日で、町内一同が生稚児を伴い参拝し、神事の無事を祈っ… 続きを読む
知られざる祇園祭 神宝奉持列
祇園祭には「お宝運び」がある。
それは、山鉾のことでも、神輿のことでもない。
神幸祭と還幸祭の時に、六角屋根のスサノオを乗せた中御座神輿の前を行く「神宝奉持列」のことである。
祇園祭の要となる神輿渡御には欠かせない行列で、剣鉾と同じく、祇園祭や… 続きを読む
知られざる祇園祭 / 神となる稚児
「前祭(さきのまつり)」と言われる17日の山鉾巡行や16日の宵山は、観光客や若いカップルで毎年賑わい、行き交う人が着物や浴衣姿に自然と親しんでいるようで嬉しい限りだ。
祇園祭は7月1日の「吉符入り」から31日の「疫神社夏越祓」までの一ヶ月の間に、屏風ま… 続きを読む
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