この季節のお奨めコラム
京うちわ
簾(すだれ)や網代(あじろ)を設えると、そこでは団扇(うちわ)や扇子(せんす)が似合うと感じ、使い出したくなるものだ。
京都の板前割烹や料理屋さんに行くと、白地に赤字で名前の書いてある団扇が、壁一面によく掛けられてある。赤文字は芸妓さんや舞妓さん… 続きを読む
京わらび餅
夏菓子を記しているなかで、とうとう「わらび餅」をあげない訳にはいかなくなった。
お取り寄せランキングでわらび餅を調べてみると、京都が1軒神戸が2軒に大阪、奈良1軒が上位5軒であった。
わらび粉の名産である奈良には頷いたが、大阪の貴船神社の水使用には少々… 続きを読む
清水焼と五条坂陶器まつり
「祇園祭」に因んだ器も、蝉の泣き声がしだす頃には片付け、「大文字」に因んだものに取り替えられている。この時期の会食を京都の料亭で持つときの楽しみである。
季節毎に涼しげな器などに取り替えることは、料理屋を名乗る店ならどこもされている。
しかし、歳… 続きを読む
読み仮名違えば・・・川床
知られざる祇園祭/くじ取り式
7月1日は祇園祭の吉符入りである。各山鉾町では祭礼奉仕の取り決めや、神事の打ち合わせが行われる。
長刀鉾はこの日がお千度まいりの日で、町内一同が生稚児を伴い参拝し、神事の無事を祈っ… 続きを読む
スローインテリア / 京すだれ
簾(すだれ)をはじめとするスローインテリアに、これ程の反響があるとは思いもしなかった。
そこで、も少し足を踏み入れて記すことにしたい。
日曜大工センターに「簾」は並んでいるが、専門商となると、全国では50軒位しか製造販売をしていないようだ。とりわけ… 続きを読む
知られざる祇園祭 点描 神輿洗と四若
鉾に例えれば、長刀鉾の曳初めに菊水鉾と刻まれた車輪をつけて、綱の曳き手が菊水鉾の半纏を着けていたら、誰もが妙に思うはずである。
ところが、中御座神輿に東御座神輿の轅(ながえ/長柄)と… 続きを読む
祇園祭 鱧
「エーンヤァラァヤアー」の掛け声も聞かれなくなり、「まわせぃ まわせぃー」の掛け声も24日の後祭を終えると、28日の「後の神輿洗い」を最後に聞けなくなる。
祇園会(祭)も終盤に入ってきたという思いが募ってくる。そろそろ梅雨明けとなる訳だ。
梅雨時に… 続きを読む
涼菓
京菓子屋はんに限らず、おまん屋はん、お餅屋はんにおいても、和菓子は季節感が鍵だ。
猛暑の最中、夏の菓子となれば、目と舌にいかに涼を感じさせるかが、決め手である。
涼しげな夏が演出… 続きを読む
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