京の人の日々の暮らしや文化をコラムと写真で紹介します。

この季節のお奨めコラム

顔見世のまねき

とうとう師走 来年のことを鬼も見る

「師走だな」と思わせるもの。

(X'masの)ツリー、紅白(歌合戦の組表)、年賀状(のCM)…。
 昨今では大晦日の格闘技の対戦相手の発表も加わろうか。

 京都の師走といえば、7日には千本釈迦堂の「だいこ焚き」に出かけ無病息災を願い、13日に芸舞妓の「祇園… 続きを読む

京の師走の風物詩 勘亭流 吉例顔見世興行 南座

魯山人の光と影 / 京の街を歩く

魯山人を京都で偲ぶ

1959年10月「魯山人書道芸術個展」が京都で開かれる。

その2ヶ月後、12月21日、北大路魯山人は76歳で他界した。

生前最後となるそのパンフレットには、「或る会合で、いよいよ小生も人生の終点に近づいたやうだと云ったところ、それを待つものは多々あるぞと云は… 続きを読む

柚味噌 常設北大路魯山人作品室 雪虎 魯山人納豆  魯山人風すきやき 吉兆 瓢亭 何

冬の蛍 嵐山花灯路

幻想的幽玄な灯りの楽しみ方

冬の蛍 嵐山花灯路
苔むす庭に、散り紅葉が光を浴び配されている。
自然の為す色とりどりの粋な計らいに目を奪われてしまう。
そして頭上には、木々に掴まり彩どりを残す楓が散りを拒み、冬紅葉を楽しませてく… 続きを読む

花灯路 嵐山花灯路 小倉山 渡月橋 大堰川 嵐山

お歳暮の原点

供養の供え物に魂を結びいれる

お歳暮の原点
休日に在宅していると、普段より玄関のインターホンの鳴る回数が多い。
宅急便で贈られてくるお歳暮の配達である。
どちら様… 続きを読む

お歳暮 日本歳時記 歳暮の礼 水引 熨斗(のし) 貝原益軒

煤払い

善人男女の埃を叩きだし、我が身に被る

煤払い
いよいよ年の瀬も押し詰まってきた。
繁華街ではXmasソングが流れているが、大掃除も気になるところである。

大掃除のことを、古くは煤払いと呼んでいた。
薪が主たる燃料源であった頃は… 続きを読む

お煤払い 大団扇 竹棒 箒 西本願寺 総御堂 阿弥陀堂 聞法会館 東本願寺 大谷光真門主

坂本龍馬 近江屋事件

維新の流れをドラマと京都の地で学ぶ

坂本龍馬 近江屋事件
2010年1月から1年間の放送予定でNHK大河ドラマ「龍馬伝」が始まった。
明治維新を描く数々の作品のなかで、常に普遍的ヒーローとして登場する龍馬がどのように描かれてゆくかが楽しみである。… 続きを読む

明治維新 近江屋事件 龍馬伝 近江屋事件 寺田屋事件 三条制札事件 京都霊山護国神社

京鍋料理 / 芳香炉

鍋奉行 居所なしの鍋三昧な話

鍋といえば、まず土鍋を思い浮かべるものだ。
縄文時代、火の中に土製の鍋を置き、狩で得た食材を煮炊きしていたことに始まっている。
その後、中国大陸より石鍋や鉄鍋が伝来したわけだが、日本で最初の漢和辞典『和名抄(931年)』では、土製のものを「堝(なへ)」… 続きを読む

河道屋 蕎麦の老舗 芳香炉 火鍋子(ホウコウズ) スキ鍋 晦庵

木戸孝允と京おんな

おんな抜きで歴史は進まんのぉ

木戸孝允と京おんな
この坂を坂本龍馬の遺体を乗せた葬儀の列が続き、霊山の墳墓地(霊山墓地)を目指したのかと、東山龍馬坂の急な勾配を歩く。振り… 続きを読む

明治維新 尊皇攘夷 霊山墓地 龍馬坂 翠紅館 京大和 瀧中 立命館草創の地 吉田屋 木戸

京漬物 / しば漬

建礼門院徳子が名づけた漬物をそのままに

「しば漬」は全国どこにいても手に入れることができる、身近な漬物のひとつである。
がしかし、その発祥の地、京都大原の里の「しば漬」は、全く異なるしば漬物である。
一度食されたなら絶句されることは間違いない。京の三大漬物と言われる由縁である。

京漬物… 続きを読む

京漬物 乳酸発酵 大原の里 紫葉漬け(むらさきはづけ) 赤紫蘇(あかじそ)  毒消

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