京の人の日々の暮らしや文化をコラムと写真で紹介します。

この季節のお奨めコラム

師走の京の電飾

点在する明かりを紡げば希望の煌めきに

師走の京の電飾
師走に入ると、京の街中といえども、夜の帳に華やかな電飾が点る。
キリスト教会などに点る豆球の点滅や、キャンドルの灯りを… 続きを読む

ピースツリー イルミネーション キャンドル 室町教会 St.Agnes教会 北山ウェディ

湯豆腐でない京の鍋

魚が捕れなくとも 京都発祥の鍋モノはある

今年も残すところ一ヶ月。これから師走の風が頬を撫でていくのだろうか。
吐く息の白さや、ホカホカの焼芋の湯気が、寒風の冬を演出するた゜ろう。
家路に急ぐ足取りは、間違いなく土鍋のぬくもりを欲しているように感じる。

さて、京都で「鍋にしょうか!」と言… 続きを読む

すっぽん鍋 水だき ぼたん鍋 京仕立て はんなり鍋 大市 鳥岩楼 畑かく 京麹

京漬物 / しば漬

建礼門院徳子が名づけた漬物をそのままに

「しば漬」は全国どこにいても手に入れることができる、身近な漬物のひとつである。
がしかし、その発祥の地、京都大原の里の「しば漬」は、全く異なるしば漬物である。
一度食されたなら絶句されることは間違いない。京の三大漬物と言われる由縁である。

京漬物… 続きを読む

京漬物 乳酸発酵 大原の里 紫葉漬け(むらさきはづけ) 赤紫蘇(あかじそ)  毒消

京鍋料理 / 芳香炉

鍋奉行 居所なしの鍋三昧な話

鍋といえば、まず土鍋を思い浮かべるものだ。
縄文時代、火の中に土製の鍋を置き、狩で得た食材を煮炊きしていたことに始まっている。
その後、中国大陸より石鍋や鉄鍋が伝来したわけだが、日本で最初の漢和辞典『和名抄(931年)』では、土製のものを「堝(なへ)」… 続きを読む

河道屋 蕎麦の老舗 芳香炉 火鍋子(ホウコウズ) スキ鍋 晦庵

続2 魯山人の光と影 / 星岡茶寮の原点

美味求心の生き方こそが芸術作品

不遇の幼少から、書家として認められ、また美食家としての感性は日本の会席料理の形式を根底から覆し、そのスタイルを日本一の文化サロンの場「星岡茶寮(ほしがおかさりょう)」で披露し、その料理人としての名をも欲しいがままにしたのが北大路魯山人である。

大… 続きを読む

グルメ 食客福田大観 山の尾 吉野家 長浜の河路家 須田菁華窯 北大路魯山人 細野燕

誇れる京の鍋 ちり・すき・なべ

スキヤキは 牛鍋や牛スキと異なるもの

 「牛鍋」から発展した「すきやき」は日本を象徴する料理の一つである。
米国初のヒットソングとなった日本の曲「上を向いて歩こう」のタイトルが「スキヤキ」となり、「フジヤマ」「ゲイシャ」に並ぶほどの単語である。

さて、スキヤキ(すき焼き)とはいかなる… 続きを読む

鋤焼き 三嶋亭 三嶌兼吉 北大路魯山人

師走の京都

事始めの日に京料理と大福梅

師走の京都
例年、師走の事始めの13日と14日の両日「京料理展示大会」が、左京区岡崎の京都市勧業館(みやこめっせ)で開催されている。
この京料理展は明治19年の第1回から数えて今年で101回目を迎える… 続きを読む

事始め 事始め 京料理展示大会 大福梅 京都料理組合 王服(おおふく) 京都市勧業館

冬の蛍 嵐山花灯路

幻想的幽玄な灯りの楽しみ方

冬の蛍 嵐山花灯路
苔むす庭に、散り紅葉が光を浴び配されている。
自然の為す色とりどりの粋な計らいに目を奪われてしまう。
そして頭上には、木々に掴まり彩どりを残す楓が散りを拒み、冬紅葉を楽しませてく… 続きを読む

花灯路 嵐山花灯路 小倉山 渡月橋 大堰川 嵐山

誇れる京の鍋あれこれ

千ぶらして 日本一のまる鍋食べよか

「上(かみ)で食べよか!」 というのは、「上七軒」を指していた。旦那衆がよく使っていた用語である。
転じて北野あたりから千本中立売、西陣界隈を指すこともある。
一方、「東で飲もか!」と言うと、京都の東、鴨川の東にある「祇園」を指している。繁華街や歓楽… 続きを読む

まる鍋 西陣京極 五番町夕霧楼 千中 千ぶら 大市

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