京の人の日々の暮らしや文化をコラムと写真で紹介します。

この季節のお奨めコラム

京の沙羅双樹を愛でる

苔の上に落ちた白い花に諸行無常の響きあり

京の沙羅双樹を愛でる
今の今まで、平家物語で暗記した沙羅双樹と、仏教の三大聖樹のひとつ沙羅の樹の花が同じものとは思っていなかった。

その所為で、朝からささいな口論が始まった。
元は、妙心寺東林院の沙… 続きを読む

平家物語 沙羅双樹 無憂樹 菩提樹 夏椿 方丈庭園 妙心寺東林院 城南宮 真如堂 法金剛

入梅と五穀豊穣

飽食を省みる暦日に感謝する

6月を水無月(みなづき)と呼ぶが、この月に梅雨入りする。
水無月と書くが、決して水の無い月という意味にはならない。「無」は「の」で連体助詞であるという。つまり、「水無月」は「水の月」であるらしい。
そして、パソコンで「つゆいり」とタイピングすると、「… 続きを読む

入梅 田植祭 梅実採取 大福梅 竹伐り会式 近江座 丹波座

かも川談義 / 河原の芸能

川床夕涼みの話ネタ

鴨川の二条以北は「禊、祓いの場」で、三条以南は「惨劇の場」であったが、何れも今は「憩いの場」として定着している。
最近では、目のやり場のないくらいに仲睦まじいカップルが等間隔に陣取り、その後ろを、真正面に視線を置いたままの散歩者が行き交う光景に出会… 続きを読む

川床 鴨川

旬の山菜 春夏 イタドリ

山菜の中で いたどり祭がある

京の北部に足を運ぶと、天地の恵みにまだまだ出逢える。
だから、休日の晴天の日には、洛北の峠を越すのが楽しみになる。
その成果は食卓に一品が増え、いきおい山菜摘みの話で賑わう。


今年の山菜摘みは3月の「土筆(つくし)」に始まった。
土筆の摘み頃は、… 続きを読む

山菜採り 山菜摘み 土筆 白子筍 おばんざい 野蕗 蕨(わらび) みつば 芹(せり) ウ

京うちわ

顔を隠す団扇から舞妓うちわまで

簾(すだれ)や網代(あじろ)を設えると、そこでは団扇(うちわ)や扇子(せんす)が似合うと感じ、使い出したくなるものだ。

京都の板前割烹や料理屋さんに行くと、白地に赤字で名前の書いてある団扇が、壁一面によく掛けられてある。赤文字は芸妓さんや舞妓さん… 続きを読む

うちわ 団扇(うちわ) 扇子(せんす)  舞妓うちわ 京丸うちわ 倭寇(わこう) 

あじさい寺に宇治十帖

源氏物語をフィールドワークし、いつの世も変わらぬ人間模様を垣間見る

あじさい寺に宇治十帖
梅雨真只中、晴れ間を見つけての行楽となると、まず、あじさい見物をおいて他にはない。
京のあじさい寺といえば、宇治にある修験宗別格本山の三室戸寺である。
毎年6月1日にあじさい園が開… 続きを読む

花暦 あじさい 源氏物語千年紀 梅雨 ライトアップ 修験宗別格本山 三室戸寺 西国十

水羊羹

羊の肝が涼夏のスイーツとなる

水羊羹
涼をもたらす夏の和菓子が届くと嬉しいものだ。
葛きり、あんみつ、わらび餅、麩饅頭に水羊羹。
包装を開くや青竹などが目につくと、殊更に喜んでしまう。
青竹に入った水羊羹は、幼少の頃… 続きを読む

水羊羹 青竹 寒天菓子 精進羊羹 冷煎茶 慈覚大師円

かも川談義 / 河原町と七口

川床夕涼みの話ネタ

未だに分からないのが河原町通の開通である。「お土居(おどい)」が築造(1591)された後、「先斗町」造成(1668)がされるまでの間であることは察しがつくが、実に77年間もある。
「お土居築造」と同時に、それに沿って通りがつくられたことは間違いないであろう。… 続きを読む

京の七口 長坂口 大原口 荒神口 粟田口 伏見口 鳥羽口 丹波口

婚礼の儀

古来、日本では結婚式を行わなかった

婚礼の儀
ジューンブライド、わが国にもすっかりと定着した言葉である。

六月の花嫁と訳せばよいのだろうか。この月に結婚した花嫁は幸せになれるというヨーロッパの伝承である。

梅雨時の日本に… 続きを読む

ジューンブライド 婚礼の儀 祝言 通い婚 婿取り 結納 嫁入り 神前結婚式 仏前結婚式

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