この季節のお奨めコラム
煤払い
いよいよ年の瀬も押し詰まってきた。
繁華街ではXmasソングが流れているが、大掃除も気になるところである。
大掃除のことを、古くは煤払いと呼んでいた。
薪が主たる燃料源であった頃は… 続きを読む
お歳暮の原点
休日に在宅していると、普段より玄関のインターホンの鳴る回数が多い。
宅急便で贈られてくるお歳暮の配達である。
どちら様から何が贈られてきたのかと、宛名ラベルに目を留めながら、受領… 続きを読む
京鍋料理 / 紙鍋
寒さが一段と身に滲みてくる朝夕だ。湯気が恋しくなり、つい鍋物に気が走る。
京都で鍋物というと「湯豆腐」が真っ先にあげられる。
どんな鍋物にも豆腐はつきものであるが、一切の具を排し豆腐そのものを味わう。
昆布出汁で温まった、柔らかでとろける様な豆腐… 続きを読む
京鍋料理 / 芳香炉
鍋といえば、まず土鍋を思い浮かべるものだ。
縄文時代、火の中に土製の鍋を置き、狩で得た食材を煮炊きしていたことに始まっている。
その後、中国大陸より石鍋や鉄鍋が伝来したわけだが、日本で最初の漢和辞典『和名抄(931年)』では、土製のものを「堝(なへ)」… 続きを読む
年の瀬の買出し 錦市場
御用納めの28日は師走の縁日の最後となる終い不動に出向いた。
「謹んで不動明王に告げん・・・」と云々、僧侶が唱える。護摩木の焚かれる炎を見つめながら一年を振り返り、今あることに感謝… 続きを読む
終い弘法・終い天神
師走も中盤を迎えると一層気忙しく感じてくる。
街中は至る所にクリスマス色が溢れている。
昨今は、カラフルなイルミネーションイベントや飾りつけが、特に華やかである。
確かに、目を見張るほどのファンタジックな光のアートに感動する。
なぜなら、光や明か… 続きを読む
木戸孝允と京おんな
この坂を坂本龍馬の遺体を乗せた葬儀の列が続き、霊山の墳墓地(霊山墓地)を目指したのかと、東山龍馬坂の急な勾配を歩く。振り… 続きを読む
坂本龍馬 薩長同盟
京都にはじめて薩摩藩邸が置かれたところは、錦小路東洞院南東角の「錦小路藩邸」で、蛤御門の変で焼失するまでの160年間置かれ… 続きを読む
冬の蛍 嵐山花灯路
苔むす庭に、散り紅葉が光を浴び配されている。
自然の為す色とりどりの粋な計らいに目を奪われてしまう。
そして頭上には、木々に掴まり彩どりを残す楓が散りを拒み、冬紅葉を楽しませてく… 続きを読む
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