京の人の日々の暮らしや文化をコラムと写真で紹介します。

この季節のお奨めコラム

入梅と五穀豊穣

飽食を省みる暦日に感謝する

6月を水無月(みなづき)と呼ぶが、この月に梅雨入りする。
水無月と書くが、決して水の無い月という意味にはならない。「無」は「の」で連体助詞であるという。つまり、「水無月」は「水の月」であるらしい。
そして、パソコンで「つゆいり」とタイピングすると、「… 続きを読む

入梅 田植祭 梅実採取 大福梅 竹伐り会式 近江座 丹波座

京の沙羅双樹を愛でる

苔の上に落ちた白い花に諸行無常の響きあり

京の沙羅双樹を愛でる
今の今まで、平家物語で暗記した沙羅双樹と、仏教の三大聖樹のひとつ沙羅の樹の花が同じものとは思っていなかった。

その所為で、朝からささいな口論が始まった。
元は、妙心寺東林院の沙… 続きを読む

平家物語 沙羅双樹 無憂樹 菩提樹 夏椿 方丈庭園 妙心寺東林院 城南宮 真如堂 法金剛

スローインテリア / 京すだれ

簾の結界は癒しを届けてくれる

簾(すだれ)をはじめとするスローインテリアに、これ程の反響があるとは思いもしなかった。
そこで、も少し足を踏み入れて記すことにしたい。

日曜大工センターに「簾」は並んでいるが、専門商となると、全国では50軒位しか製造販売をしていないようだ。とりわけ… 続きを読む

簾 琵琶湖の葭 葦 座敷簾 洛西の真竹 西陣織 御簾 京簾 亀甲編み 葵編み 川

源氏物語を歩く

紫式部は物語をどんな背景で着想したのだろう

京都文化博物館で開催されていた源氏物語千年紀展が一昨日幕を下ろした。

源氏物語といっても、光源氏の名と色男であったことしか知識は持ち合わせておらず、著者とされる紫式部となると皆目話もできず、2千円札の裏の源氏物語絵巻に肖像画があること、ユネスコの偉… 続きを読む

源氏物語千年紀 京都文化博物館 紫式部

かも川談義 / 河原の芸能

川床夕涼みの話ネタ

鴨川の二条以北は「禊、祓いの場」で、三条以南は「惨劇の場」であったが、何れも今は「憩いの場」として定着している。
最近では、目のやり場のないくらいに仲睦まじいカップルが等間隔に陣取り、その後ろを、真正面に視線を置いたままの散歩者が行き交う光景に出会… 続きを読む

川床 鴨川

水無月の祓い

夏を越せる作法教えます

水無月の祓い
大晦日を「年越」と呼ぶが、6月30日を何と呼ぶか。
6月の晦日は「夏越(なごし)」と呼ぶ。

この日、京都の神社では「夏越大祓(なごしのはらえ)祭」の神事が執り行われている。
正月か… 続きを読む

夏越大祓祭 夏越大祓祭 茅の輪くぐり 人形(ひとがた)流し 人形(ひとがた)納め 各

野花菖蒲で田植えを知る

季語は飾りにあらず、時節の本質ぞ

野花菖蒲で田植えを知る
この時期に外へ出ると、緑陰が目に留まり、草木などの生物が次第に生長していることに気づく。

二十四節気を見てみると「小満」を終え、「芒種(ぼうしゅ)」とある。

「芒種」とは、現在… 続きを読む

梅雨 野花菖蒲 花菖蒲 芒種(ぼうしゅ) 芒(のぎ) 花菖培養録(かしょうばいようろく)

氷室 水無月

6月晦日に食べる菓子

氷室 水無月
和菓子「水無月」を、京都では6月30日にいただく菓子との習わしがある。
この水無月をいただく事で「暑気を祓い」、「悪魔を祓い」、あと半年の「無病息災を祈願する宮中の神事」を真似たもの… 続きを読む

氷の節句 和菓子「水無月」 三角形の外郎 暑気を祓い 悪魔を祓い 御室氷室 衣笠氷室

京うちわ

顔を隠す団扇から舞妓うちわまで

簾(すだれ)や網代(あじろ)を設えると、そこでは団扇(うちわ)や扇子(せんす)が似合うと感じ、使い出したくなるものだ。

京都の板前割烹や料理屋さんに行くと、白地に赤字で名前の書いてある団扇が、壁一面によく掛けられてある。赤文字は芸妓さんや舞妓さん… 続きを読む

うちわ 団扇(うちわ) 扇子(せんす)  舞妓うちわ 京丸うちわ 倭寇(わこう) 

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