この季節のお奨めコラム
京の沙羅双樹を愛でる
今の今まで、平家物語で暗記した沙羅双樹と、仏教の三大聖樹のひとつ沙羅の樹の花が同じものとは思っていなかった。
その所為で、朝からささいな口論が始まった。
元は、妙心寺東林院の沙… 続きを読む
婚礼の儀
ジューンブライド、わが国にもすっかりと定着した言葉である。
六月の花嫁と訳せばよいのだろうか。この月に結婚した花嫁は… 続きを読む
読み仮名違えば・・・川床
野花菖蒲で田植えを知る
この時期に外へ出ると、緑陰が目に留まり、草木などの生物が次第に生長していることに気づく。
二十四節気を見てみると「小満」を終え、「芒種(ぼうしゅ)」とある。
「芒種」とは、現在… 続きを読む
あじさい寺に宇治十帖
梅雨真只中、晴れ間を見つけての行楽となると、まず、あじさい見物をおいて他にはない。
京のあじさい寺といえば、宇治にある修験宗別格本山の三室戸寺である。
毎年6月1日にあじさい園が開… 続きを読む
京うちわ
簾(すだれ)や網代(あじろ)を設えると、そこでは団扇(うちわ)や扇子(せんす)が似合うと感じ、使い出したくなるものだ。
京都の板前割烹や料理屋さんに行くと、白地に赤字で名前の書いてある団扇が、壁一面によく掛けられてある。赤文字は芸妓さんや舞妓さん… 続きを読む
スローインテリア / 京町家の衣替え
「皐月の床」から「本床開き」の声が聞こえだすと、京町家では「建具替え」のシーズンとなる。
つまり、夏支度である。
京都盆地の夏は湿気が多く蒸し暑いゆえに、涼をとるための夏の設えを凝らす習慣がある。
この習わしは、エアコンのスイッチひとつで済ませら… 続きを読む
祇園祭 生稚児結納の儀
祇園祭は7月に始まると言われるが、その序章となる行事は既に始まった。
長刀鉾が今年の生稚児(いきちご)を町内に迎える養子縁組の結納の儀である。
稚児の両親や親族などの稚児家と長刀鉾… 続きを読む
京のあじさい
6月に入ると、京都も梅雨入り宣言の声が聞こえる。
鬱陶しい雨空の季節というなかれ、水無月の京都は贅沢である。
雑記帳に走り書きしてある六月のメモを繰ってみた。
「朱の回廊 池に睡… 続きを読む
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