この季節のお奨めコラム
水羊羹
涼をもたらす夏の和菓子が届くと嬉しいものだ。
葛きり、あんみつ、わらび餅、麩饅頭に水羊羹。
包装を開くや青竹などが目につくと、殊更に喜んでしまう。
青竹に入った水羊羹は、幼少の頃… 続きを読む
スローインテリア / 京町家の衣替え
「皐月の床」から「本床開き」の声が聞こえだすと、京町家では「建具替え」のシーズンとなる。
つまり、夏支度である。
京都盆地の夏は湿気が多く蒸し暑いゆえに、涼をとるための夏の設えを凝らす習慣がある。
この習わしは、エアコンのスイッチひとつで済ませら… 続きを読む
源氏物語を歩く
京都文化博物館で開催されていた源氏物語千年紀展が一昨日幕を下ろした。
源氏物語といっても、光源氏の名と色男であったことしか知識は持ち合わせておらず、著者とされる紫式部となると皆目話もできず、2千円札の裏の源氏物語絵巻に肖像画があること、ユネスコの偉… 続きを読む
氷室 水無月
和菓子「水無月」を、京都では6月30日にいただく菓子との習わしがある。
この水無月をいただく事で「暑気を祓い」、「悪魔を祓い」、あと半年の「無病息災を祈願する宮中の神事」を真似たもの… 続きを読む
夏越祓 茅の輪くぐり
「みな月の なごしの祓へするひとは ちとせのいのち のぶといふなり」
この和歌を繰り返し唱えながら、左右左と八の字を… 続きを読む
入梅と五穀豊穣
6月を水無月(みなづき)と呼ぶが、この月に梅雨入りする。
水無月と書くが、決して水の無い月という意味にはならない。「無」は「の」で連体助詞であるという。つまり、「水無月」は「水の月」であるらしい。
そして、パソコンで「つゆいり」とタイピングすると、「… 続きを読む
かも川談義 / 河原町と七口
京の水無月花暦
六月の足音はさつきとともに訪れる。
神社仏閣の庭園に行かずとも、家の庭先や玉造のさつきの植え込みが開花とともに知らせてくれた。
白に紅に薄紅の鮮やかな花の色。
葉の上にちらほら… 続きを読む
水無月は花菖蒲から
六月を水無月というが、水の無い月という意味ではない。
その真逆で「水の月」という意味である。
「無(な)」は連体助詞の… 続きを読む
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