この季節のお奨めコラム
誇れる京の鍋 ちり・すき・なべ
「牛鍋」から発展した「すきやき」は日本を象徴する料理の一つである。
米国初のヒットソングとなった日本の曲「上を向いて歩こう」のタイトルが「スキヤキ」となり、「フジヤマ」「ゲイシャ」に並ぶほどの単語である。
さて、スキヤキ(すき焼き)とはいかなる… 続きを読む
京漬物 / すぐき
京の土と水で育くまれた京野菜を京の技術で漬けあげる。
沢庵という食品の域を超えた京漬物は、日本が誇る伝統食品に間違いない。
その京の三大漬物といえば、「千枚漬」「すぐき」「しば漬」があげられる。
「千枚漬」は昆布とかぶを自然発酵させたグルタミン酸… 続きを読む
木食正禅上人と洛陽六阿弥陀めぐり
洛陽六阿弥陀巡拝(らくようろくあみだめぐり)を正月15日に始め、月詣りを重ねると六阿弥陀巡りは師走24日で年内は終いとなる。
月々の参詣日は各々定められており、怠らず行えば三年三ヶ月… 続きを読む
顔見世のまねき
「師走だな」と思わせるもの。
(X'masの)ツリー、紅白(歌合戦の組表)、年賀状(のCM)…。
昨今では大晦日の格闘技の対戦相手の発表も加わろうか。
京都の師走といえば、7日には千本釈迦堂の「だいこ焚き」に出かけ無病息災を願い、13日に芸舞妓の「祇園… 続きを読む
坂本龍馬 近江屋事件
2010年1月から1年間の放送予定でNHK大河ドラマ「龍馬伝」が始まった。
明治維新を描く数々の作品のなかで、常に普遍的ヒーローとして登場する龍馬がどのように描かれてゆくかが楽しみである。… 続きを読む
続2 魯山人の光と影 / 星岡茶寮の原点
不遇の幼少から、書家として認められ、また美食家としての感性は日本の会席料理の形式を根底から覆し、そのスタイルを日本一の文化サロンの場「星岡茶寮(ほしがおかさりょう)」で披露し、その料理人としての名をも欲しいがままにしたのが北大路魯山人である。
大… 続きを読む
師走に漢字
紅葉見も終盤を迎え、散紅葉に冬紅葉となり、師走の足音も聞こえてきた。
「南座のまねき」か「LEDのイルミネーション」か、はたまた「年末ジャンボ宝くじ」か、何で師走の足音を感じるかは… 続きを読む
京料理ブランドの信義
「船場吉兆」の不祥事報道はブランド神話に更に一石を投じ、波紋を拡げている。
食品表示における虚偽記載や産地偽装はナショナルブランドに対する信頼をも崩壊させている最中、一流ブランドや老舗ブランドにおいても同様であると言わんばかりである。
「ブルータス!… 続きを読む
坂本龍馬と京おんな お龍
慶応2年(1866年)、薩長同盟の成立を悟った新撰組によって伏見の寺田屋が包囲されたとき、お龍は風呂に入っていたが、素っ裸に… 続きを読む
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