この季節のお奨めコラム
年の瀬の買出し 錦市場
御用納めの28日は師走の縁日の最後となる終い不動に出向いた。
「謹んで不動明王に告げん・・・」と云々、僧侶が唱える。護摩木の焚かれる炎を見つめながら一年を振り返り、今あることに感謝… 続きを読む
師走に漢字
紅葉見も終盤を迎え、散紅葉に冬紅葉となり、師走の足音も聞こえてきた。
「南座のまねき」か「LEDのイルミネーション」か、… 続きを読む
木食正禅上人と洛陽六阿弥陀めぐり
洛陽六阿弥陀巡拝(らくようろくあみだめぐり)を正月15日に始め、月詣りを重ねると六阿弥陀巡りは師走24日で年内は終いとなる。
月々の参詣日は各々定められており、怠らず行えば三年三ヶ月… 続きを読む
京漬物 / しば漬
「しば漬」は全国どこにいても手に入れることができる、身近な漬物のひとつである。
がしかし、その発祥の地、京都大原の里の「しば漬」は、全く異なるしば漬物である。
一度食されたなら絶句されることは間違いない。京の三大漬物と言われる由縁である。
京漬物… 続きを読む
京漬物 / すぐき
京の土と水で育くまれた京野菜を京の技術で漬けあげる。
沢庵という食品の域を超えた京漬物は、日本が誇る伝統食品に間違いない。
その京の三大漬物といえば、「千枚漬」「すぐき」「しば漬」があげられる。
「千枚漬」は昆布とかぶを自然発酵させたグルタミン酸… 続きを読む
京鍋料理 / 芳香炉
鍋といえば、まず土鍋を思い浮かべるものだ。
縄文時代、火の中に土製の鍋を置き、狩で得た食材を煮炊きしていたことに始まっている。
その後、中国大陸より石鍋や鉄鍋が伝来したわけだが、日本で最初の漢和辞典『和名抄(931年)』では、土製のものを「堝(なへ)」… 続きを読む
師走の東寺
師走21日の弘法市を「終い弘法」と呼び習わす。
弘法大師空海(774年〜835年)の月命日に参拝し、深い縁を結ぶ「縁日」として、真言宗の寺院では毎月21日御影供(みえいく)の法要が営まれている。
東寺(教王護国寺)では、この御影供の日には門前や境内に市が立ち、これ… 続きを読む
おことうさん
師走を迎えた。
京都の師走といえば、「だいこ焚き」に「煤払い」に「をけら詣り」である。
もう一つと問われると、「始めと終い」をあげたい。
なぜなら、歳時記には「事始め」があり、「しまい○○」が立ち並ぶからである。
清水寺の鎮守として大国主命を祀る地… 続きを読む
続2 魯山人の光と影 / 星岡茶寮の原点
不遇の幼少から、書家として認められ、また美食家としての感性は日本の会席料理の形式を根底から覆し、そのスタイルを日本一の文化サロンの場「星岡茶寮(ほしがおかさりょう)」で披露し、その料理人としての名をも欲しいがままにしたのが北大路魯山人である。
大… 続きを読む
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