この季節のお奨めコラム
師走の東寺
師走21日の弘法市を「終い弘法」と呼び習わす。
弘法大師空海(774年〜835年)の月命日に参拝し、深い縁を結ぶ「縁日」として、真言宗の寺院では毎月21日御影供(みえいく)の法要が営まれている。
東寺(教王護国寺)では、この御影供の日には門前や境内に市が立ち、これ… 続きを読む
学生街の喫茶店
今月発売している京都CF!2月号は「京都人が愛してやまない、喫茶店」が特集である。
ドンゴロスの生地目が背景全面に使われている。この表紙を見ただけで中の味わい、コクが伝わってくる。
書店に居並ぶ表紙の顔を見比べてみたが、知的文化度も、親密度も、スノッ… 続きを読む
京鍋料理 / 紙鍋
寒さが一段と身に滲みてくる朝夕だ。湯気が恋しくなり、つい鍋物に気が走る。
京都で鍋物というと「湯豆腐」が真っ先にあげられる。
どんな鍋物にも豆腐はつきものであるが、一切の具を排し豆腐そのものを味わう。
昆布出汁で温まった、柔らかでとろける様な豆腐… 続きを読む
顔見世のまねき
「師走だな」と思わせるもの。
(X'masの)ツリー、紅白(歌合戦の組表)、年賀状(のCM)…。
昨今では大晦日の格闘技の対戦相手の発表も加わろうか。
京都の師走といえば、7日には千本釈迦堂の「だいこ焚き」に出かけ無病息災を願い、13日に芸舞妓の「祇園… 続きを読む
京漬物 / しば漬
「しば漬」は全国どこにいても手に入れることができる、身近な漬物のひとつである。
がしかし、その発祥の地、京都大原の里の「しば漬」は、全く異なるしば漬物である。
一度食されたなら絶句されることは間違いない。京の三大漬物と言われる由縁である。
京漬物… 続きを読む
京の冬の旅 / 京野菜で京仏料理
事始の風物歳時記
12月12日、今年の漢字は「輪」であると、清水寺森清範貫主の揮毫で発表された。
全国400か所に設置された応募箱に投函された約… 続きを読む
京料理ブランドの信義
「船場吉兆」の不祥事報道はブランド神話に更に一石を投じ、波紋を拡げている。
食品表示における虚偽記載や産地偽装はナショナルブランドに対する信頼をも崩壊させている最中、一流ブランドや老舗ブランドにおいても同様であると言わんばかりである。
「ブルータス!… 続きを読む
おことうさん
師走を迎えた。
京都の師走といえば、「だいこ焚き」に「煤払い」に「をけら詣り」である。
もう一つと問われると、「始めと終い」をあげたい。
なぜなら、歳時記には「事始め」があり、「しまい○○」が立ち並ぶからである。
清水寺の鎮守として大国主命を祀る地… 続きを読む
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