この季節のお奨めコラム
スローインテリア / 京町家の衣替え
「皐月の床」から「本床開き」の声が聞こえだすと、京町家では「建具替え」のシーズンとなる。
つまり、夏支度である。
京都盆地の夏は湿気が多く蒸し暑いゆえに、涼をとるための夏の設えを凝らす習慣がある。
この習わしは、エアコンのスイッチひとつで済ませら… 続きを読む
京の蛍
夏は、夜がよい。満月の時期はなおさらだ。闇夜もなおよい。ホタルが多く飛びかっているのがよい。一方、ただひとつふたつなどと、かすかに光ながらホタルが飛んでいくのも面白い。雨など降る… 続きを読む
かも川談義 / 納涼床
先週24日で「鴨川をどり」も今年の幕を閉じ、京の四つの花街の春が終わった。
「鴨川をどり」が済むと、「先斗町」を中心として鴨川縁の町々は「夕涼み」の本番となる。それは「納涼床(川床)」である。
いやはや、フリガナを打たねばならないことを忘れている。… 続きを読む
京の紫陽花めぐり 善峰寺編
あじさいの宮といえば「藤森神社」、あじさい寺といえば「三室戸寺」と云われている。
これって誰が決めたのだろうか。
境内にあじさいを多く植えている所を指すのだろうが、一番最初に名乗… 続きを読む
スローフード おばんざい
コレステロールとか中性脂肪、体脂肪や高脂血症が気になりだす。
メタボシンドロームなどといわれ、現代病の一つとして大半の人に共通するテーマであろう。
今やベジタリアンは増え続け、珍しい存在ではなくなった。
いきおい、野菜を使った料理は注目を浴びてい… 続きを読む
かも川談義 / 河原の芸能
夏越祓 茅の輪くぐり
「みな月の なごしの祓へするひとは ちとせのいのち のぶといふなり」
この和歌を繰り返し唱えながら、左右左と八の字を… 続きを読む
水無月は花菖蒲から
六月を水無月というが、水の無い月という意味ではない。
その真逆で「水の月」という意味である。
「無(な)」は連体助詞の「な」であるらしく、「の」の意味となる。
これで腑に落ちる。… 続きを読む
京うちわ
簾(すだれ)や網代(あじろ)を設えると、そこでは団扇(うちわ)や扇子(せんす)が似合うと感じ、使い出したくなるものだ。
京都の板前割烹や料理屋さんに行くと、白地に赤字で名前の書いてある団扇が、壁一面によく掛けられてある。赤文字は芸妓さんや舞妓さん… 続きを読む
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