京の人の日々の暮らしや文化をコラムと写真で紹介します。

この季節のお奨めコラム

年の瀬の買出し 錦市場

歳神をハレて迎える喜びのために

年の瀬の買出し 錦市場
御用納めの28日は師走の縁日の最後となる終い不動に出向いた。
「謹んで不動明王に告げん・・・」と云々、僧侶が唱える。護摩… 続きを読む

年末行事 終い不動 柳箸 鍋焼きうどん にしん蕎麦 京こんぶ にらみ鯛 錦市場 遊膳 冨

京鍋料理 / 紙鍋

鍋奉行もびっくり紙のなべ

寒さが一段と身に滲みてくる朝夕だ。湯気が恋しくなり、つい鍋物に気が走る。
京都で鍋物というと「湯豆腐」が真っ先にあげられる。

どんな鍋物にも豆腐はつきものであるが、一切の具を排し豆腐そのものを味わう。
昆布出汁で温まった、柔らかでとろける様な豆腐… 続きを読む

紙鍋 地鶏 奉書紙 きんなべ 大和大路四条下る

猪熊鍋を食せる比良山荘

人間の足で歩ける範囲にある食材を使う

猪熊鍋を食せる比良山荘
師走を迎え年の瀬の押し詰まってきた休日、お煤払いの前日である。
「忙中閑あり」とはこういう日のことだろうと思いつつ、縁側ガラス戸の目映い陽射しを浴びながらバッグの中を整理をしてい… 続きを読む

山の辺料理 熊鍋 西賀茂ねぎ 芹 菊菜 こう茸 どんこ松茸 ぼたん鰻 月鍋 大津

京漬物 / 千枚漬

千枚漬生みの親とは

今年のかぶらはきめが細かく、歯触りが抜群で、最高の千枚漬にあがっている。
年末年始に耳にした言葉だ。
11月も初旬の頃、寒波を控えていた畑は、かぶらの収穫の季節の到来を感じさせていた。
12月の到来と今年の寒気は、更に一層かぶらの旨味を増長させたようだ… 続きを読む

京漬物 聖護院かぶら 味太鼓 切千枚 みやこやぶり 京都の三大漬物 大藤(たいとう

学生街の喫茶店

シチュエーション別喫茶店選択法

今月発売している京都CF!2月号は「京都人が愛してやまない、喫茶店」が特集である。
ドンゴロスの生地目が背景全面に使われている。この表紙を見ただけで中の味わい、コクが伝わってくる。

書店に居並ぶ表紙の顔を見比べてみたが、知的文化度も、親密度も、スノッ… 続きを読む

喫茶店

和合のニッポン 年の暮れ

Xmasも国民的祝祭日にならないわけ

今しがた「終い天神」で買い物を済ませた。

北野天満宮に祀られる菅原道真公のお陰で、縁日である毎月25日には、コンビニでは用を足さない買い物ができ、参詣もできた。

今年の締めとなる最終の「天神さん」である。
縁日とは、誠によくできたシステムであり、… 続きを読む

終い天神 年末行事 Xmas クリスマス 北野天満宮 菅原道真 イエスキリスト

魯山人の光と影 / 京の街を歩く

魯山人を京都で偲ぶ

1959年10月「魯山人書道芸術個展」が京都で開かれる。

その2ヶ月後、12月21日、北大路魯山人は76歳で他界した。

生前最後となるそのパンフレットには、「或る会合で、いよいよ小生も人生の終点に近づいたやうだと云ったところ、それを待つものは多々あるぞと云は… 続きを読む

柚味噌 常設北大路魯山人作品室 雪虎 魯山人納豆  魯山人風すきやき 吉兆 瓢亭 何

京漬物 / しば漬

建礼門院徳子が名づけた漬物をそのままに

「しば漬」は全国どこにいても手に入れることができる、身近な漬物のひとつである。
がしかし、その発祥の地、京都大原の里の「しば漬」は、全く異なるしば漬物である。
一度食されたなら絶句されることは間違いない。京の三大漬物と言われる由縁である。

京漬物… 続きを読む

京漬物 乳酸発酵 大原の里 紫葉漬け(むらさきはづけ) 赤紫蘇(あかじそ)  毒消

師走の東寺

仏にふれ、人にふれ、功徳も修まり良き始末

師走21日の弘法市を「終い弘法」と呼び習わす。
弘法大師空海(774年〜835年)の月命日に参拝し、深い縁を結ぶ「縁日」として、真言宗の寺院では毎月21日御影供(みえいく)の法要が営まれている。
東寺(教王護国寺)では、この御影供の日には門前や境内に市が立ち、これ… 続きを読む

終い弘法 弘法さん 弘法大師坐像 お大師さん 生身供 国宝秘仏不動明王坐像 東寺 教

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