この季節のお奨めコラム
魯山人の光と影
「魯山人は京都生まれの方だったんですね。」と、メールを貰った。
鎌倉生まれの美食家だと思われていたようだ。意外に多い錯覚かも知れない。
すぐさま、「北大路の姓がついているから京都人です。」と返信した。
余りに素っ気なく乱暴と思わないでもない。
し… 続きを読む
湯豆腐でない京の鍋
今年も残すところ一ヶ月。これから師走の風が頬を撫でていくのだろうか。
吐く息の白さや、ホカホカの焼芋の湯気が、寒風の冬を演出するた゜ろう。
家路に急ぐ足取りは、間違いなく土鍋のぬくもりを欲しているように感じる。
さて、京都で「鍋にしょうか!」と言… 続きを読む
勤皇志士と京おんな
俗に土下座と呼び違えられ、御所(皇居)を望拝する武士の像が三条大橋東詰に鎮座する。
小生の知る限り京都で一番大きい銅像で… 続きを読む
猪熊鍋を食せる比良山荘
師走を迎え年の瀬の押し詰まってきた休日、お煤払いの前日である。
「忙中閑あり」とはこういう日のことだろうと思いつつ、縁側ガラス戸の目映い陽射しを浴びながらバッグの中を整理をしてい… 続きを読む
坂本龍馬 薩長同盟
京都にはじめて薩摩藩邸が置かれたところは、錦小路東洞院南東角の「錦小路藩邸」で、蛤御門の変で焼失するまでの160年間置かれ… 続きを読む
師走の東寺
師走21日の弘法市を「終い弘法」と呼び習わす。
弘法大師空海(774年〜835年)の月命日に参拝し、深い縁を結ぶ「縁日」として、真言宗の寺院では毎月21日御影供(みえいく)の法要が営まれている。
東寺(教王護国寺)では、この御影供の日には門前や境内に市が立ち、これ… 続きを読む
和合のニッポン 年の暮れ
今しがた「終い天神」で買い物を済ませた。
北野天満宮に祀られる菅原道真公のお陰で、縁日である毎月25日には、コンビニでは用を足さない買い物ができ、参詣もできた。
今年の締めとなる最終の「天神さん」である。
縁日とは、誠によくできたシステムであり、… 続きを読む
冬の蛍 嵐山花灯路
苔むす庭に、散り紅葉が光を浴び配されている。
自然の為す色とりどりの粋な計らいに目を奪われてしまう。
そして頭上には、木々に掴まり彩どりを残す楓が散りを拒み、冬紅葉を楽しませてく… 続きを読む
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