この季節のお奨めコラム
京の蛍
夏は、夜がよい。満月の時期はなおさらだ。闇夜もなおよい。ホタルが多く飛びかっているのがよい。一方、ただひとつふたつなど… 続きを読む
盆の灯り 東大谷万灯会
西の空が暮れなずんでくると灯りが点りだし、閉門まで一帯は仄かに明るい。
東山山麓にある円山公園近くのそこは、夜の酒場ではない。夜の墓場である。
その墓場は最高に綺麗な夜景を3日間届… 続きを読む
京うちわ
簾(すだれ)や網代(あじろ)を設えると、そこでは団扇(うちわ)や扇子(せんす)が似合うと感じ、使い出したくなるものだ。
京都の板前割烹や料理屋さんに行くと、白地に赤字で名前の書いてある団扇が、壁一面によく掛けられてある。赤文字は芸妓さんや舞妓さん… 続きを読む
お精霊さん 迎え鐘
八月葉月と言えば「お盆休み」がある。どうしてお盆が休みなのか。
お盆とはどういうことで、何をする日なのか。
あらためて質問してしまいたくなることがしばしばある。
勿論「大文字さ… 続きを読む
京の夏の妖怪 その一
『現代版 京都妖怪葉書(企画/株式会社ユニクリエイツ)』が売り出されている。
そして、2008年8月1日から31日までの一ヶ月間、河原町商店街の三条四条間に、この妖怪達がアーケード装飾に姿を… 続きを読む
都見物のもてなし
鳴り物入りで紹介されていた新幹線N700系のぞみ号に、指名初乗車した。
快適性が増したことに間違いない。全席禁煙車両で、通路を歩いていても嫌悪感を抱くあの臭いを嗅がせられることがな… 続きを読む
源氏物語を歩く
京都文化博物館で開催されていた源氏物語千年紀展が一昨日幕を下ろした。
源氏物語といっても、光源氏の名と色男であったことしか知識は持ち合わせておらず、著者とされる紫式部となると皆目話もできず、2千円札の裏の源氏物語絵巻に肖像画があること、ユネスコの偉… 続きを読む
京の夏の夜は火の祭典
夜明け前から身支度し、墓掃除に出向いた。日の出とともに、墓地の草引きや植え込みの剪定を始める。
蟻達の朝も早い。地べたを足早に行進している。負けじと無言で鎌の手を早める。
昼前には墓石を洗い上げ、高野槙を供え、線香に火を点ける。
お精霊(しょらい… 続きを読む
地蔵盆 京の六地蔵めぐり
陰陽師といえば、安倍晴明〈921年〜1005年)の名が夙に知られるが、晴明誕生より遡ること約100年前に、小野篁(おののたかむら/8… 続きを読む
コンテンツ移動のお知らせ
谷口年史 :京都ミステリー紀行 http://kyotocf.com/column/kyo-mystery/
は最新号以降、下記サイトに移転しました。
旧コラムはどちらのサイトでもご覧いただけます。
京都CF! 「京都コラム」http://kyotocf.com/column/