この季節のお奨めコラム
後祭を追っかけて 後編
「おみこっさん、きゃぁはったで〜」と、
奥にいる家族への声かけが聞こえる。うなぎの寝床から駆け出してきた家族は神輿に向かって頭を垂れていた。
大宮通から三条通を経て、御供社から堀川通、新町通界隈で幾度となく見かけた情景である。
烏丸通や四条通の大… 続きを読む
生き稚児にみる祇園祭
神輿洗いを終え、鉾も立ち、駒形提灯に灯が点ると、祇園囃子が聞こえてくる。
山鉾の巡行のあと、祇園の神輿が寺町の御旅所に「おいで」になるまであと三日である。
今年の祇園祭は「稚児… 続きを読む
涼菓
京菓子屋はんに限らず、おまん屋はん、お餅屋はんにおいても、和菓子は季節感が鍵だ。
猛暑の最中、夏の菓子となれば、目と舌にいかに涼を感じさせるかが、決め手である。
涼しげな夏が演出… 続きを読む
源氏物語を歩く
京都文化博物館で開催されていた源氏物語千年紀展が一昨日幕を下ろした。
源氏物語といっても、光源氏の名と色男であったことしか知識は持ち合わせておらず、著者とされる紫式部となると皆目話もできず、2千円札の裏の源氏物語絵巻に肖像画があること、ユネスコの偉… 続きを読む
祇園祭 後祭の花笠巡行
以前にも触れたが、祇園祭の起源に遡ると、24日の還幸祭が最も重要な祭礼である。
17日の神幸祭で氏子町の御旅所においでになった神様が、単に八坂さんへお帰りになる日ではないからだ。
2… 続きを読む
知られざる祇園祭/くじ取り式
7月1日は祇園祭の吉符入りである。各山鉾町では祭礼奉仕の取り決めや、神事の打ち合わせが行われる。
長刀鉾はこの日がお千度まいりの日で、町内一同が生稚児を伴い参拝し、神事の無事を祈っ… 続きを読む
京都夏の妖怪 その五 モノノケタウン
平成21年7月、京都国際マンガミミュージアム特別展「妖怪天国ニッポン」では、江戸時代の妖怪画から現代の妖怪マンガにいたるま… 続きを読む
祇園祭 鉾町の和菓子
八坂神社の祭神スサノオノミコト(牛頭天王)の神霊をもてなす「神賑(かみにぎ)わい」は、山鉾やその巡行に止まらず、歌舞音曲の奉納や、屏風祭へと盛り上がる。
それにともない、町衆の知恵… 続きを読む
嵐山の鵜飼
7月を目前にすると、京都人なら誰も、祇園祭のことが気に成りだす。
7月1日「吉符入」のニュースの影になりあまり知られていないが、この日の夜には、古くから嵐山で風物詩が楽しまれている。
「この時期の嵐山はオフシーズンで人出を目にしないよ」と、言う無かれ。… 続きを読む
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