京の人の日々の暮らしや文化をコラムと写真で紹介します。

この季節のお奨めコラム

京鍋料理 / 芳香炉

鍋奉行 居所なしの鍋三昧な話

鍋といえば、まず土鍋を思い浮かべるものだ。
縄文時代、火の中に土製の鍋を置き、狩で得た食材を煮炊きしていたことに始まっている。
その後、中国大陸より石鍋や鉄鍋が伝来したわけだが、日本で最初の漢和辞典『和名抄(931年)』では、土製のものを「堝(なへ)」… 続きを読む

河道屋 蕎麦の老舗 芳香炉 火鍋子(ホウコウズ) スキ鍋 晦庵

京の温泉

京都には温泉がないのかというと、そうではない

日本人なら冬場は暖かい鍋と温泉に限ると思う人は多い。
小生もその一人である。
ところが、鍋は地元でお世話になるが、温泉となると北陸か有馬に出掛けてし
まう。京都には温泉がないと、どこかで思っている。

温まるということとマッサージやエステを兼ねて、… 続きを読む

坂本龍馬と京おんな お龍

「まことにおもしろき女」は歴史を支えた

坂本龍馬と京おんな お龍
慶応2年(1866年)、薩長同盟の成立を悟った新撰組によって伏見の寺田屋が包囲されたとき、お龍は風呂に入っていたが、素っ裸に… 続きを読む

明治維新 薩長同盟 寺田屋事件 反魂香 東山ユースホステル 晃庵 京都霊山護国神社

京料理ブランドの信義

京のほんまもんは大丈夫か

「船場吉兆」の不祥事報道はブランド神話に更に一石を投じ、波紋を拡げている。
食品表示における虚偽記載や産地偽装はナショナルブランドに対する信頼をも崩壊させている最中、一流ブランドや老舗ブランドにおいても同様であると言わんばかりである。
「ブルータス!… 続きを読む

京料理 京料理展示大会 老舗 みやこメッセ 京都料理組合

湯豆腐でない京の鍋

魚が捕れなくとも 京都発祥の鍋モノはある

今年も残すところ一ヶ月。これから師走の風が頬を撫でていくのだろうか。
吐く息の白さや、ホカホカの焼芋の湯気が、寒風の冬を演出するた゜ろう。
家路に急ぐ足取りは、間違いなく土鍋のぬくもりを欲しているように感じる。

さて、京都で「鍋にしょうか!」と言… 続きを読む

すっぽん鍋 水だき ぼたん鍋 京仕立て はんなり鍋 大市 鳥岩楼 畑かく 京麹

湯豆腐で晩酌

湯豆腐は一人でやる方が似合うのだろうか

今月は晩酌という熟語によく出くわした。

京都CF!誌では、中綴じに「烏丸で晩酌」という冊子が付いているし、街頭では冊子配布がされていた。おまけに一日中オフィスに流れているアルファステーションでも、「烏丸で晩酌」が連呼されている。

日暮れとともに冷え… 続きを読む

湯豆腐 晩 酌湯豆腐

師走の京都

事始めの日に京料理と大福梅

師走の京都
例年、師走の事始めの13日と14日の両日「京料理展示大会」が、左京区岡崎の京都市勧業館(みやこめっせ)で開催されている。
この京料理展は明治19年の第1回から数えて今年で101回目を迎える… 続きを読む

事始め 事始め 京料理展示大会 大福梅 京都料理組合 王服(おおふく) 京都市勧業館

勤皇志士と京おんな

祇園小路の石畳、染まる血しぶき、染み入る色恋

勤皇志士と京おんな
俗に土下座と呼び違えられ、御所(皇居)を望拝する武士の像が三条大橋東詰に鎮座する。
小生の知る限り京都で一番大きい銅像で… 続きを読む

明治維新 京おんな 尊皇思想 勤皇論 勤王芸者 三条大橋 檀王法林寺 超勝寺 小川亭 島

誇れる京の鍋 ちり・すき・なべ

スキヤキは 牛鍋や牛スキと異なるもの

 「牛鍋」から発展した「すきやき」は日本を象徴する料理の一つである。
米国初のヒットソングとなった日本の曲「上を向いて歩こう」のタイトルが「スキヤキ」となり、「フジヤマ」「ゲイシャ」に並ぶほどの単語である。

さて、スキヤキ(すき焼き)とはいかなる… 続きを読む

鋤焼き 三嶋亭 三嶌兼吉 北大路魯山人

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