この季節のお奨めコラム
この秋、怪怪奇奇な障壁画
墨書された白封筒がデスクの上に置かれている。
宛名の文字の表情から、裏返さなくても差出人がわかる。
伸び伸びと大書された筆の運びの中に、デリケートさを垣間見せつつ堂々としている。
封を開けた。出版パーティの招待状だ。
「つっぱり野郎とアーティスト… 続きを読む
京都宗教音楽・声明
声明と書いて、「しょうみょう」と読む。
本来寺院の奥にて法会の際に行われる荘厳な読経(どきょう)の方法であり、仏教の経文を歌誦することを指した言葉で、別名梵唄(ぼんばい)とも呼ばれる。
近年、西洋の宗教音楽に対する仏教の古典声楽との解釈がされている… 続きを読む
洋館を訪ねて4 三条四条間
御幸町三条のアートコンプレックス1928を後に、四条通を西へと洋館を探すことにした。なかなかすぐに思い当たる建物が浮かばない。同じ繁華街なのだが、三条通と四条通では様子が違うことにあらためて気づくことになる。
鴨川の傍には、東華菜館やレストラン菊水、… 続きを読む
時代祭に鞍馬の火祭
いよいよ10月22日が迫ってきた。この日の正午に時代祭の巡行がスタートする。
また、夕刻6時に鞍馬の火祭の大小の松明(たいまつ)が練り歩きだす。
つまり、昼夜に対照が際立つ、二つの祭が… 続きを読む
時代祭 押さえどころ 1
1998年7月25日、時代祭がパリのカルーゼル凱旋門からルーブル美術館を巡行して、8年になる。20万人の観客が京都の時代絵巻を観覧したと報じられた。
そもそも時代祭は、平安遷都1100年記念… 続きを読む
学園祭・大学祭・学祭
京都各地の秋祭りが後半に入り、時代祭に鞍馬の火祭を終えると十一月の足音が聞こえ、もみじの色づきが気に成り始める。
その頃に、学生の街京都では学祭が始まり出す。学園祭が正しい名称な… 続きを読む
京の秋祭 / ずいき祭
春なら七草粥で無病息災を祝うわけだが、秋の七草は食することができない。
紅葉にはまだまだ間があるので、秋の七草を眺めて楽しんではいるが、10月の声を聞くと、そろそろ七草の花も盛りを… 続きを読む
泉涌寺即成院 二十五菩薩お練り供養
誰しも苦しんで死にたくはない筈である。
出きる事なら、住み慣れた自宅の寝室で布団に入り、朝を迎えるつもりで安らかな眠りに就き、眠ったまま目覚めることなく、知らぬ間に息を引き取りた… 続きを読む
洋館を訪ねて3 三条通
文博(京都文化博物館/元日本銀行京都支店)のレンガ造は華やかな赤だが、レンガ造に石張りの外観を施すと白となる。
実は石張りの外観の方が、西洋ではオーソドックスであった。ローカル色の強… 続きを読む
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