京の人の日々の暮らしや文化をコラムと写真で紹介します。

この季節のお奨めコラム

京漬物 / しば漬

建礼門院徳子が名づけた漬物をそのままに

「しば漬」は全国どこにいても手に入れることができる、身近な漬物のひとつである。
がしかし、その発祥の地、京都大原の里の「しば漬」は、全く異なるしば漬物である。
一度食されたなら絶句されることは間違いない。京の三大漬物と言われる由縁である。

京漬物… 続きを読む

京漬物 乳酸発酵 大原の里 紫葉漬け(むらさきはづけ) 赤紫蘇(あかじそ)  毒消

魯山人の光と影 / 京の街を歩く

魯山人を京都で偲ぶ

1959年10月「魯山人書道芸術個展」が京都で開かれる。

その2ヶ月後、12月21日、北大路魯山人は76歳で他界した。

生前最後となるそのパンフレットには、「或る会合で、いよいよ小生も人生の終点に近づいたやうだと云ったところ、それを待つものは多々あるぞと云は… 続きを読む

柚味噌 常設北大路魯山人作品室 雪虎 魯山人納豆  魯山人風すきやき 吉兆 瓢亭 何

坂本龍馬と京おんな お龍

「まことにおもしろき女」は歴史を支えた

坂本龍馬と京おんな お龍
慶応2年(1866年)、薩長同盟の成立を悟った新撰組によって伏見の寺田屋が包囲されたとき、お龍は風呂に入っていたが、素っ裸に… 続きを読む

明治維新 薩長同盟 寺田屋事件 反魂香 東山ユースホステル 晃庵 京都霊山護国神社

猪熊鍋を食せる比良山荘

人間の足で歩ける範囲にある食材を使う

猪熊鍋を食せる比良山荘
師走を迎え年の瀬の押し詰まってきた休日、お煤払いの前日である。
「忙中閑あり」とはこういう日のことだろうと思いつつ、縁側ガラス戸の目映い陽射しを浴びながらバッグの中を整理をしてい… 続きを読む

山の辺料理 熊鍋 西賀茂ねぎ 芹 菊菜 こう茸 どんこ松茸 ぼたん鰻 月鍋 大津

湯豆腐でない京の鍋

魚が捕れなくとも 京都発祥の鍋モノはある

今年も残すところ一ヶ月。これから師走の風が頬を撫でていくのだろうか。
吐く息の白さや、ホカホカの焼芋の湯気が、寒風の冬を演出するた゜ろう。
家路に急ぐ足取りは、間違いなく土鍋のぬくもりを欲しているように感じる。

さて、京都で「鍋にしょうか!」と言… 続きを読む

すっぽん鍋 水だき ぼたん鍋 京仕立て はんなり鍋 大市 鳥岩楼 畑かく 京麹

煤払い

善人男女の埃を叩きだし、我が身に被る

煤払い
いよいよ年の瀬も押し詰まってきた。
繁華街ではXmasソングが流れているが、大掃除も気になるところである。

大掃除のことを、古くは煤払いと呼んでいた。
薪が主たる燃料源であった頃は… 続きを読む

お煤払い 大団扇 竹棒 箒 西本願寺 総御堂 阿弥陀堂 聞法会館 東本願寺 大谷光真門主

京料理ブランドの信義

京のほんまもんは大丈夫か

「船場吉兆」の不祥事報道はブランド神話に更に一石を投じ、波紋を拡げている。
食品表示における虚偽記載や産地偽装はナショナルブランドに対する信頼をも崩壊させている最中、一流ブランドや老舗ブランドにおいても同様であると言わんばかりである。
「ブルータス!… 続きを読む

京料理 京料理展示大会 老舗 みやこメッセ 京都料理組合

京鍋料理 / 大根焚き

たかが大根 されど大根 厄除け病封じの鍋とは

京鍋料理 / 大根焚き
鍋は鍋でも、大かまどに大鍋をかける「大根焚き(だいこだき」は見逃せない。
「大根焚き」は京の冬を告げる風物詩の筆頭であ… 続きを読む

大根焚き だいこだき 聖護院大根 京野菜 成道会法要 釈迦 阿弥陀如来 篠大根 

坂本龍馬 近江屋事件

維新の流れをドラマと京都の地で学ぶ

坂本龍馬 近江屋事件
2010年1月から1年間の放送予定でNHK大河ドラマ「龍馬伝」が始まった。
明治維新を描く数々の作品のなかで、常に普遍的ヒーローとして登場する龍馬がどのように描かれてゆくかが楽しみである。… 続きを読む

明治維新 近江屋事件 龍馬伝 近江屋事件 寺田屋事件 三条制札事件 京都霊山護国神社

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