この季節のお奨めコラム
京都宗教音楽・声明
声明と書いて、「しょうみょう」と読む。
本来寺院の奥にて法会の際に行われる荘厳な読経(どきょう)の方法であり、仏教の経文を歌誦することを指した言葉で、別名梵唄(ぼんばい)とも呼ばれる。
近年、西洋の宗教音楽に対する仏教の古典声楽との解釈がされている… 続きを読む
街角の饅頭に餅
京都で菓子を作り、売るお店は三通りの呼び方がある。
その中で「お団子屋」という呼び名はない。これは関東で使われている呼称である。
京都では「お餅屋はん」「おまん(饅)屋はん」「お菓… 続きを読む
洋館を訪ねて4 三条四条間
御幸町三条のアートコンプレックス1928を後に、四条通を西へと洋館を探すことにした。なかなかすぐに思い当たる建物が浮かばない。同じ繁華街なのだが、三条通と四条通では様子が違うことにあらためて気づくことになる。
鴨川の傍には、東華菜館やレストラン菊水、… 続きを読む
安倍晴明 / 天文学と予言・占い
『葛乃葉(くずのは)伝説』によると、天才陰陽師安倍晴明の母は、狩りで追われた白狐であるという。
晴明の生い立ちをたどると、お参り帰りに、晴明の父安倍保名(あべのやすな)が逃げ回っ… 続きを読む
芙蓉の寺に魅せられて
数年前に鳥が落としていった種が、毎年花壇に芙蓉の花を咲かせている。
夏から初秋にかけての季節の変わり目に咲いている花で… 続きを読む
重陽の節句に烏相撲
秋祭りめぐりを組むべく祭事を調べていて、初めて気づいたことがある。何かというと、相撲が行われていることである。
京都では大相撲の本場所がないので、国技とは思えども京都には縁がない… 続きを読む
秋の物見遊山 / 大徳寺
ものみ‐ゆさん【物見遊山】 物見と遊山。見物して遊び歩くこと。
実に味気なく三省堂大辞林に書かれている。
「寺での修行を終えた後、他の寺へ修業遍歴の旅に出る。」
この意味が「遊山」… 続きを読む
洋館を訪ねて 烏丸三条
「ヴォーリズの京都に残した洋館」の原稿を目にされた読者から多数のお便りが届いた。
その声に押されて、近代建築遺産の宝庫でもある京都の扉を開いてみることにしたい。
まず、それらの遺産の多くは何よりも日常生活の中で息づいているから嬉しい。そして、出入… 続きを読む
赤く咲くのが曼珠沙華
休日の朝、ご近所を歩いてみた。
何処へ行ったのやら、数日前まで鳴いていた蝉の声が聞こえてこない。
街は未だ眠っているの… 続きを読む
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