京の人の日々の暮らしや文化をコラムと写真で紹介します。

この季節のお奨めコラム

読み仮名違えば・・・川床

床(とこ)あります

「床(とこ)あります。」と読んで大笑いされた。

随分も前のことである。先斗町を歩いていて、軒先に掛かるその曰くつきの札を見つけ、大声に出して読み上げたのである。
「花街やからトコと読んでもええんや!」と、解りもしない年端で負け惜しみ
を言った記憶… 続きを読む

川床 鴨川納涼床 先斗町 川床 床几 皐月床 本床 後涼み 名残りの床 川床料理 京の奥座

お田植祭・伏見稲荷大社

神と人と稲と暦が一体となる瑞穂の国よ、がんばれ

お田植祭・伏見稲荷大社
気象庁の「梅雨入り宣言」がいつになろうとも、暦が「入梅」となるのは立春から135日目で、概ね例年6月11日頃である。
その頃… 続きを読む

お田植祭 梅雨入り宣言 入梅 お火焚祭 宇迦(うか) 野花菖蒲 水口播種祭(みなくちは

京うちわ

顔を隠す団扇から舞妓うちわまで

簾(すだれ)や網代(あじろ)を設えると、そこでは団扇(うちわ)や扇子(せんす)が似合うと感じ、使い出したくなるものだ。

京都の板前割烹や料理屋さんに行くと、白地に赤字で名前の書いてある団扇が、壁一面によく掛けられてある。赤文字は芸妓さんや舞妓さん… 続きを読む

うちわ 団扇(うちわ) 扇子(せんす)  舞妓うちわ 京丸うちわ 倭寇(わこう) 

鱧食べ 行こう

鱧まつり 梅雨明けどきが 盛りなり

山鉾巡行が済むと、祇園祭は終わったように話されるが、これは大間違いだ。
17日の巡行日から24日の花傘巡行までの1週間が、祇園祭の真只中なのだ。

つまり、八坂神社の神輿が御旅所に「おいで(神幸祭)」になるのが17日で、「おかえり(還幸祭)」になるのが24日… 続きを読む

巻寿司 鯖寿司 ちらし寿司 鱧寿司 鱧づくし 骨切り とろ鱧 活鱧 鱧ざく 焼

京の紫陽花めぐり 藤森神社

にっぽん、もう一バケするには勝負しないとね

京の紫陽花めぐり 藤森神社
水無月に入れば、紫陽花はどこにも咲いている花である。
京都の紫陽花は、毎年6月から7月にかけて咲いていて、大方の場所で6月中旬頃に見頃を迎える。

昔は「バケバナ」「ユウレイバナ」と… 続きを読む

あじさい 紫陽花 バケバナ ユウレイバナ 紫陽花祭 藤森太鼓 山城舞楽 菖蒲の節句 駈馬

かも川談義 / 河原町と七口

川床夕涼みの話ネタ

未だに分からないのが河原町通の開通である。「お土居(おどい)」が築造(1591)された後、「先斗町」造成(1668)がされるまでの間であることは察しがつくが、実に77年間もある。
「お土居築造」と同時に、それに沿って通りがつくられたことは間違いないであろう。… 続きを読む

京の七口 長坂口 大原口 荒神口 粟田口 伏見口 鳥羽口 丹波口

京の水無月花暦

禅師も心奪わる梅雨時の花たち

京の水無月花暦
六月の足音はさつきとともに訪れる。
神社仏閣の庭園に行かずとも、家の庭先や玉造のさつきの植え込みが開花とともに知らせてくれた。

白に紅に薄紅の鮮やかな花の色。
葉の上にちらほら… 続きを読む

花暦 さつき キョウチクトウ(夾竹桃) ヒペリカム(西洋金糸梅) びようやなぎ 菩提樹

入梅と五穀豊穣

飽食を省みる暦日に感謝する

6月を水無月(みなづき)と呼ぶが、この月に梅雨入りする。
水無月と書くが、決して水の無い月という意味にはならない。「無」は「の」で連体助詞であるという。つまり、「水無月」は「水の月」であるらしい。
そして、パソコンで「つゆいり」とタイピングすると、「… 続きを読む

入梅 田植祭 梅実採取 大福梅 竹伐り会式 近江座 丹波座

スローインテリア / 京町家の衣替え

昔ながらの涼をとる法

「皐月の床」から「本床開き」の声が聞こえだすと、京町家では「建具替え」のシーズンとなる。
つまり、夏支度である。
京都盆地の夏は湿気が多く蒸し暑いゆえに、涼をとるための夏の設えを凝らす習慣がある。 
この習わしは、エアコンのスイッチひとつで済ませら… 続きを読む

建具替え 障子 襖 葦障子 簾 網代 籐むしろ 欄間 屏風 掛け軸 暖簾 川床 

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